2017年11月29日

講演、金平茂紀「メディアよ権力に擦り寄るな」、ジャーナリスト会議関西と新聞うずみ火共催、報道記者、制作者と市民の連携が必要だ

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 写真1.語り合う金平キャスターとうずみ火編集長矢野宏さん,2,3 メディアの危機、4. メディアの役割、5.閉会挨拶、隅井孝雄(ジャーナリストと市民の連携を)

 11月5日 大阪扇町のPLP会館でTBS「報道特集」のキャスター金平茂紀さんを招き「メディアよ、権力に擦り寄るな」と題する講演会が開かれた。この集会は「ジャーナリスト会議関西」と「新聞うずみ火」が共催、100人以上の参加で、会場があふれた。
 金平キャスターは講演の冒頭で選挙前日の10月21日、安倍首相が秋葉原で行った街頭演説の取材体験を語った。
 周辺は日の丸を手にした自民党支持者でうずめられ、右翼的なプラカードが林立し、TBSやテレビ朝日の報道姿勢を攻撃するプラカードもあったという。TBSの腕章をつけたカメラマンらは、足元を蹴り上げられ、背後から殴りつけられるなど、恐怖を感じる状況だったという。
 放送現場にも、報道姿勢を罵倒するメール、電話が多数殺到するが、その中に「励まし」の手紙、メールを見つけると感激し、信頼に応える力をそこから感じとるのだという。
 「メディアは今危機にある。それは激しい攻撃の中で萎縮し、忖度し、自主規制が進んでいるからだ。古館、国谷、岸井3キャスターの同時降板、高市元郵政相の「免許停止発言」などがあり、御用記者も跋扈している。しかし私たちはけしてくじけることはない」、と金平氏は語った。そして先輩キャスター、今は亡き田英夫氏、筑紫哲也氏の言葉を引用して、メディアの重要な役割を次のように語った。
 「事実の正確かつ迅速な伝達、知る権利への奉仕、議題設定、権力監視、少数者の視点、多様な意見の確保」。
 参加者のうち三人の大学生がマスコミの在り方について鋭い質問を行ったのが印象に残った。
私は主催者として閉会のあいさつを行ったが、その中で、真実と知る権利のために努力を続けるジャーナリストを励ますこと、市民とメディア現場との連携の輪を築くことが必要であると指摘した。
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2017年11月27日

堺町画廊で、唐津焼の赫の一輪挿しを買った、我が家玄関の小美術館に飾った。

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 11月18日 堺町を妻美沙子と歩いていたら、堺町画廊で興味深い作陶展が開かれていたので入った。福岡在住の唐津焼陶芸家鄭h満の作品が展示されていた。
 鄭さんは、在日二世。父親が第二次大戦中強制連行で福岡に来たという。大学在学中に陶芸家を志し唐津焼を学んだ。朝鮮唐津の白磁の食器、花器などを制作しているが、特に拓砂の赫(朱)の器を特色とする。妻が赤い一輪挿しを気に入り、買い求め、我が家の玄関に飾った。写真をご覧ください
 唐津焼は、肥前の国(長崎、佐賀)に散在する窯で焼かれた茶器などの総称。1580年代に朝鮮から渡ってきた陶工によって開かれた。そのあと、豊臣秀吉の朝鮮出兵時(文禄、慶長の役)の際、連れてこられた更に朝鮮陶工が加わり、多彩な色彩、デザインで茶会用の皿、鉢、花差し、向付などが作られ、販路も、大阪8年、京都に広がった。文献では古田織部の慶長8年(1603年)の茶会記に、唐津水差し、などの記述がみられる。
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2017年11月26日

勤労感謝の休日、足柄山の富士霊園へ行く、母、隅井玉子、弟、隅井則孝の13回忌、晴れ間から真っ白な雪の富士山、くっきり

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 11月23日勤労感謝の休日、紅葉真っ盛りの富士霊園に行った。亡くなった母親隅井玉子と弟隅井則孝の13回忌なので前日東京に泊まり、朝早く娘の佐々木直子と一緒に新宿からバスで足柄方面に。前夜からの雨が上がり、ほんの一瞬、雪をいただいた真っ白な富士山を見ることができた。墓には45年前1962年に死去した父親隅井孝平も眠っている。
 弟則孝の妻郁子さんと息子の孝太郎君がすべてを取り仕切ってくれた。
 僧侶の読経に手を合わせ、冥福を祈りながら、いつの日か私自身もこの世から分かれる日のあることをしみじみ実感した。
 バスで新宿に戻り、新南口に開発された新しい市街地で、ベルギービールの専門店Delirium Tap Caféに入って懇談、久しぶりの親類縁者の友好を深めた。
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2017年11月18日

メディアは権力と対峙しているか、元NHKディレクター戸崎賢二さん、森友、加計、共謀罪など、NHKの内情、実情を赤裸々に語る。京都、NHKを憂うる会主催

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 10月29日、「日本のメディアは権力と対峙しているか」というと講演と討論会が、京都教育文化センターで開かれた。講師はNHKで長年、教育番組、社会番組を担当してきた戸崎賢二さん。私が戸崎さんの紹介を兼ね司会役を務めた。後半は参加者、戸崎さんの白熱した討論が交わされた。主催はNHKを憂う会京都
 戸崎さんは、森友、加計問題を主要テーマとして講演を進めた。社会部が特ダネを得たにもかかわらず、放送を見送りした経緯を語り、依然としてニュース部門である政治部の政権忖度が続いていることを伝えた。その一方、クローズアップ現代の制作チームがねばり強く健闘していることも紹介、さらに今年20017年の8月には「731部隊の真実」、「戦慄の記録インパール」、「満蒙開拓団の女たち」、「原爆と沈黙、浦上の悲劇」など、貴重なドキュメンタリ―が輩出し、優れたジャーナリスト集団が存在していることも語った。
 NHK報道、制作部門の構造、日放労の中でも、制作者たちが所属している放送系列が、番組制作の自主性を主張し続けていることも明らかにされた。普段知ることのないNHK内部の構造、葛藤を聞くことができたのは、参加した市民にとって極めて貴重なことであったといえよう。
 参加者15名から次々に、活発な質疑討論が行われた後、戸崎氏は、これからの市民運動はメディアに関する学習、ニュースや番組の正確なモニター、そしてそれらをもとにしてNHKなどメディアに対するアクションが必要である、と述べた。

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2017年11月05日

憲法公布71年、京都では円山公園で2400、国会議事堂4万人が取り囲む、立憲、社民、共産野党党首そろい踏み、メディア報道は市民の声軽視、イヴァンカ報道に集中

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写真1.司会奥野恒久龍大教授と舞台、2.会場、3.「友よ」歌唱を呼びかけ、4.歌う参加者
 憲法公布71年目の11月3日、京都円山公園音楽堂で開かれた憲法集会に参加した。天気に恵まれ2,400人、空席無く席が埋まった。
 講演の憲法学者、山内敏弘氏。講演の冒頭、小選挙区で47.8%の得票率で74.8%の議席(全有権者比24.98)という乖離がある、と指摘、九条改正の発議に踏み切るかどうかが問われていると発言した。
 さらに9条に自衛隊を合憲する情報が盛り込まれれば、自衛隊は憲法上公共的存在となる。攻撃的兵器所有の制限が取り払われ、徴兵制も合法化される可能性があるとの考えを示した。
 その一方、NHK、朝日新聞、共同通信など主要メデイアはもとより、読売新聞(11月3日)でも9条改憲の反対が、賛成意見を上回ったと指摘、安倍自民の9条改憲は単純には進まないだろうという見方を述べた(ちなみに共同通信は九条に自衛隊明記反対52.6%、賛成38.3%)
 また、市民運動が展開している3,000万署名は意義ある取り組みだと発言、また日本はこの世論を拠り所にして、東アジア全体の非核化という国際世論の先頭に立つ必要があると述べた。
 国会議事堂前ではおよそ4万人、立憲民主、共産、社会など主要野党党首も勢ぞろいして、憲法9条への自衛隊明記の自民党案に焦点を当てて、阻止を呼びかけた。
 ところが、憲法問題はこれから政治の大きな争点になるというのに、新聞、テレビの扱いは地味だった。金曜日の夕刊、夕方ニュースであっさり報じるにとどまった。NHKは夕方6時のニュースで申し訳程度の報道をしたのみ。その日の夜の7時、9時では無視した。
 テレビメインニュースではNHK、TBSなどもイバンカ来日を大きく報じ、憲法集会は扱われなかった。テレ朝報道ステーションでさえ45秒にとどまった。
翌日は朝日、毎日、東京に加え、京都新聞など地方紙が憲法公布71年をテーマに社説を一斉に展開したが、「平和主義は壊せない」とのタイトルの東京新聞が歯切れよかった。
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