2019年10月07日

憲法9条の会9条校との集い、安倍9条改憲に決着を、参院選で2/3割れした安倍政権を追い詰めようと、9条の会の活動家たちが300人以上集まり、渡辺治の講演を聴き、そのあと熱心に討論

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10月9日(土曜日)、龍谷大学深草キャンパス101号室、
写真(提供木本喜幸さん)、会場字幕、隅井、講師、渡辺治氏(一橋大名誉教授)、事務局長、奥野恒久氏(龍谷大教授)
参院選で2/3割れした安倍政権を追い詰めようと、9条の会の活動家たちが300人以上集まり、渡辺治の講演を聴き、そのあと熱心に討論した。私は開会のあいさつをさせていただいた。挨拶の全文は以下の通りです。
憲法9条の会9条校との集い、安倍9条改憲に決着を
開会のあいさつ 9条の会世話人隅井孝雄
昨日国会が始まりました。安倍首相は結語で次のように述べ、相変わらず改憲を進める意向を述べました。「令和の時代、日本がどのような国を目指すのか、その理想を論議すべき場所は憲法審査会ではないか、国会議員がしっかりと論議し、国民への責任を果たそう。
この発言に先立ち、安倍首相は9月25日国連総会出席の後ニューヨークで内外記者との会見に臨んだ。改憲勢力が3分の2にっ達しなかったことを記者にから問われた首相は、与党が過半数を超えたことを根拠に、次のような発言を行いました。「憲法改正は行うべきだというのが国民の声だ。野党各党もそれぞれの案を持ち寄り、憲法審査会の場で、与野党の枠を超えて国民の期待に応える論議を行ってほしい」。
 憲法改正を国民が望んでいるというのは、事実誤認も甚だしいと思います。
選挙後に報じられた朝日新聞の世論調査(7/23)によると、自民、公明、維新で3分の2に届かなかったことについて、「よかった」が43%、「よくなかった」は26%にとどまった。また安倍政権のもとで憲法を改正することに、反対46%、賛成31%という結果も今年5月の世論調査ではっきり出ています。首相にのぞむ政策は社保38%に対し、憲法は3%、また、安倍首相が改憲の主眼としている憲法9条については、変えない方がよい、64%、変える方がよい28%を大きく上回っています。(今年の5月憲法記念日)。これが世論です。
メディアもファクトチェックで、首相の間違った発言を大いに批判すべきと思います。
 
このところ野党の反対で「憲法審査会」はほとんど開かれていませんが、大きな論点になっているのは「憲法改正国民投票法」の問題です。現在の条項によれば「国民投票の14日前までは、テレビCMを無制限に流してよい」とされています。またネット広告については何の規定もありません。
これだと、資金を多く持っている組織、団体(自民党、財界、大企業、日本会議、神社庁)が、大量のテレビCMを流すことができ、公正さが保てないことが予想されます。野党は金額に上限を設けて規制するか、あるいはフランスやイギリスなどヨーロッパ諸国のテレビ放送ようにCMを禁止すべきとしています。自民党や民間放送連盟はCM問題について国民納得いく規制を検討してほしいと考えます。

 改憲派が前回の参院選で2/3に達しなかったのは、市民の皆さんが全国で取り組んだ3000万署名の成果ではなかったでしょうか。また野党と市民が13項目の共通政策を掲げて、選挙に臨んだことも大きく影響しています。
 今安倍政権は韓国に対する批判、避難を煽り立て、東アジア平和と安定を突き崩しながら改憲の動きをすすめようとしています。
 日本の平和憲法は、日本のみならずのアジアの、そして世界の宝です。私たち市民が団結すれば、安倍政権もうかつに憲法に手出しできないと思います。
 今日は渡辺先生の講演の後の先生への質疑、全体会で皆さんの活発な討論をお願いします。 ありがとうございました。
  それでは本日の講師渡辺治先生にご登壇いただきます
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憲法9条の会9条京都の集い、安倍9条改憲に決着を開会のあいさつ 9条の会世話人隅井孝雄

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10月9日(土曜日)、龍谷大学深草キャンパス101号室、
写真(提供木本喜幸さん)、会場字幕、隅井、講師、渡辺治氏(一橋大名誉教授)、事務局長、奥野恒久氏(龍谷大教授)
参院選で2/3割れした安倍政権を追い詰めようと、9条の会の活動家たちが300人以上集まり、渡辺治の講演を聴き、そのあと熱心に討論した。私は開会のあいさつをさせていただいた。挨拶の全文は以下の通りです。

 憲法9条の会9条京都の集い、安倍9条改憲に決着を
 開会のあいさつ 9条の会世話人隅井孝雄
 昨日国会が始まりました。安倍首相は結語で次のように述べ、相変わらず改憲を進める意向を述べました。「令和の時代、日本がどのような国を目指すのか、その理想を論議すべき場所は憲法審査会ではないか、国会議員がしっかりと論議し、国民への責任を果たそう。
 この発言に先立ち、安倍首相は9月25日国連総会出席の後ニューヨークで内外記者との会見に臨んだ。改憲勢力が3分の2にっ達しなかったことを記者にから問われた首相は、与党が過半数を超えたことを根拠に、次のような発言を行いました。「憲法改正は行うべきだというのが国民の声だ。野党各党もそれぞれの案を持ち寄り、憲法審査会の場で、与野党の枠を超えて国民の期待に応える論議を行ってほしい」。
 憲法改正を国民が望んでいるというのは、事実誤認も甚だしいと思います。
選挙後に報じられた朝日新聞の世論調査(7/23)によると、自民、公明、維新で3分の2に届かなかったことについて、「よかった」が43%、「よくなかった」は26%にとどまった。また安倍政権のもとで憲法を改正することに、反対46%、賛成31%という結果も今年5月の世論調査ではっきり出ています。首相にのぞむ政策は社保38%に対し、憲法は3%、また、安倍首相が改憲の主眼としている憲法9条については、変えない方がよい、64%、変える方がよい28%を大きく上回っています。(今年の5月憲法記念日)。これが世論です。
 メディアもファクトチェックで、首相の間違った発言を大いに批判すべきと思います。
 
 このところ野党の反対で「憲法審査会」はほとんど開かれていませんが、大きな論点になっているのは「憲法改正国民投票法」の問題です。現在の条項によれば「国民投票の14日前までは、テレビCMを無制限に流してよい」とされています。またネット広告については何の規定もありません。
 これだと、資金を多く持っている組織、団体(自民党、財界、大企業、日本会議、神社庁)が、大量のテレビCMを流すことができ、公正さが保てないことが予想されます。野党は金額に上限を設けて規制するか、あるいはフランスやイギリスなどヨーロッパ諸国のテレビ放送ようにCMを禁止すべきとしています。自民党や民間放送連盟はCM問題について国民納得いく規制を検討してほしいと考えます。

 改憲派が前回の参院選で2/3に達しなかったのは、市民の皆さんが全国で取り組んだ3000万署名の成果ではなかったでしょうか。また野党と市民が13項目の共通政策を掲げて、選挙に臨んだことも大きく影響しています。
 今安倍政権は韓国に対する批判、避難を煽り立て、東アジア平和と安定を突き崩しながら改憲の動きをすすめようとしています。
 日本の平和憲法は、日本のみならずのアジアの、そして世界の宝です。私たち市民が団結すれば、安倍政権もうかつに憲法に手出しできないと思います。
 今日は渡辺先生の講演の後の先生への質疑、全体会で皆さんの活発な討論をお願いします。 ありがとうございました。
  それでは本日の講師渡辺治先生にご登壇いただきます
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2019年09月28日

8月末から京都文化博物館で開かれていた大型展、This is Japan in Kyoto、百花繚乱ニッポンXビジュツ展をようやく最終盤で見に行った(9/28)

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 8月末から京都文化博物館で開かれていた大型展、This is Japan in Kyoto、百花繚乱ニッポンXビジュツ展をようやく最終盤で見に行った(9/28)。
 この展覧会は先日来京都で開催されていたICOM(国際博物館会議)を記念して開催された。北斎、広重、若冲、応挙に加え日本刀、島津斉彬の緋縅鎧、大名の息女順姫が嫁入りに使った駕籠、など目を見張るような作品を一堂に集めた。多くの作品が世界に影響を与えたとして知られるものばかり。
 私のお目当ては、北斎の富嶽三十六景のうち「神奈川沖浪裏」、「凱風快晴」(赤富士)だ。あまりにも著名だが、初めて版画の実物を目にした。
 渦巻く波濤、北斎独特の波にもまれる3隻の小船、波間に垣間見る遥か彼方の富士。
 快晴の空に赤く染まる富士、空にはイワシ雲、地上には緑の樹海、フジの山頂には雪渓が残る。この二つの版画とも、天才版画師北斎の絶妙な構図だ。
 感動して、版画の前に立ち尽くした。
 9月29日終了
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2019年09月26日

コミュニティーラジオの音楽番組今回はソウル音楽,ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンの登場。

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 ミュージックナウ マヘリア・ジャクソン 
 放送は19年8月28日
 マヘリア・ジャクソンは1011年ニューオーリンズ生まれ。黒人地区の教会で子供のころから、ゴスペル、黒人霊歌を歌い、ジョンソンブラーザーズというゴスペルグループでプロとしての一歩を踏み出した。20歳の時シカゴに移り26歳、1937年ソロシンガーの転向、力強い歌声で神を讃える歌を生涯歌い続けた。スペルの女王というのが彼女に与えられた
 マーチン・ルーサーキング牧師とも、親交を結び、1955年、爆弾テロの予告をものともせず折からバスボイコットが続くアラバマ州モンゴメリーでチャリティーコンサートに出演、ローザ・パークスを励ました。実際に爆弾が投げら爆発したが、彼女は難を免れた。
1963年のワシントン大行進にも参加、マヘリアジャクソの歌に続いてキング牧師が有名な「I have a dream」(1963年)の演説を行った。
 1971年に来日、続いてドイツに演奏旅行し、帰国後の1972年60歳で死去した。
 放送したのは以下の4曲
 I’ve done my workつとめを終えて
 The Green Leaves of Summer遥かなるアラモ
 (マヘリア・ジャクソンは晩年までゴスペルしか歌わなかった。Danny Boy珍しい)
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2019年09月20日

中止された「表現の不自由展・その後」、テロの脅迫受けて, 表現の自由に対する侵害、深刻さ増す  隅井孝雄

1909 慰安婦像IMG_5013.JPG1909 会場展示IMG_5014.JPG1909 津田大介IMG_5015.JPG
 8月1日から開催されていた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」がわずか3日で中止された。
テロ、脅迫が中止理由とされた
 この展覧会は、日本の公共文化施設で、表現する機会を奪われた作品を集めた2015年の展覧会の出品作に、その後展示が拒否されたり、撤去された作品を加えて愛知芸術文化センターで開催されていた。しかし開催直前から直後にかけて、「ガソリン缶をもってお邪魔します」などテロの予告、脅迫のメールが開催事務局やトリエンナーレ主催の愛知県に多数寄せられたことから、芸術祭の実行委員会会長である大村秀章愛知県知事が、8月3日夕、記者会見で中止を発表した。事務局への電話、メールなどによる抗議や脅迫は8月2日までに1千件以上に達した、と大村知事は語った。
 展示の内容は?
 展覧会にはキム・ウンソン、キム・ソギョン夫妻制作の慰安婦像として知られる「平和の少女像」、公民館での展示を拒否された「9条俳句」、昭和天皇の肖像をモチーフにした大浦信之さんの版画「遠近を抱えて」(展示の後、問題作とされ画集が美術館の手で焼却処分された)、横尾忠則さんのラッピング電車(脱線事故を連想させるといわれ公開が阻まれた)、米軍基地を描く「落米の恐れあり」(岡本光博さんの作品、沖縄伊計島の商店シャッターに描かれたが、地元自治体の反対で非公開となった)など、19組の作家の作品が展示されていた。
 展示続けるべき、中止に抗議の声続々
企画展を「視察」の訪れた河村たかし名古屋市長は、「日本の国民を踏みにじる展示だ、即刻中止を求める」と語った(8/2)。国際芸術祭全体の実行委員長である大村秀章愛知県知事は3日の会見で「ガソリン持っていくというファックスの他事務局へのメール、電話の抗議、脅迫が殺到、危険性が高まったため芸術祭全体の安全のために中止を決めた」と語った。
 これに対して、日本ペンクラブは8月3日「展示は続けられるべき」だとの声明を出した。特に「平和の少女像」などに対し、河村名古屋市長が中止を求め、菅義偉官房長官が補助金差し止めを示唆したことなどは、政治的圧力に止まらず、憲法が禁じる「検閲」だと批判した。
 また8月7日には国会内で市民、芸術家、メディア関係者150人による緊急集会が開催された。呼びかけ人の一人である田島康彦さん(元上智大教授)は「公権力が許す範囲内の枠内に言論の自由を留めようという流れがある。その動きに連動したテロ予告や脅迫が、更に規制や統制を厳しくしている」と述べた。また慰安婦像が標的にされたことについて、「排外主義が進んでいる、かつての日中戦争前の状況と似ている」(荻野富士夫小樽商大名誉教授)との意見も出た。造形作家の中垣克久さんは「ひとりの作家の同意もなく一方的に中止された」との怒りを表明した。
 「不自由展」に出品していた海外アーティストたちは「表現の自由を守る」との声明を出し、自分たち作品の展示を引き上げると実行委員会に申し出た。
 中止された会場の前では4日以降、「表現の自由を守れ」などのプラカードを掲げた市民有志のスタンディングが連日続いている。
 8月22日には東京都内で「中止事件を考える」緊急シンポジウムが開催され立錐の余地なく500人を超える市民が詰めかけた。出展していた作家、慰安婦の写真を多く撮影した写真家アン・セホンさん、「マネキンフラッシュモブ」(マネキンのように体の動きを止める)の朝倉優子さん、「遠近を抱えて」の大村信之さんらが多数登壇、作品をスライドで映写しながら必ずしも政治的とは限らない制作の意図を紹介。第2部では金平茂紀さん(TVジャーナリスト)、森達也さん(監督)、鈴木邦夫さん(元一水会顧問)、香山リカさん(精神科医)、綿井健司さん(ジャーナリスト)らが表現を巡る現状について、意見交換した。
 有識者検証委設置、
 愛知県の大村知事は企画展中止を検証する有識者委員会を設置、更に9月に「表現の自由に関する国内フォーラム」、10月に「表現の自由に関する国際フォーラム」を開催すると発表した(8月23日)
 あいちトリエンナーレ芸術監督の津田大介さんはインタビューの中で「残りの会期で表現の自由とは何かを示したい。最後まで作家たちと共に議論を続けたい」と語っている(8/12朝日新聞)。また外国特派員協会での記者会見で、津田さんは「検証委員会の中間報告を踏まえるべきだ」とのべるとともに、「脅迫メールに対する捜査の進展」、「会場の警備体制の強化」、「電話抗議・脅迫への対策」などの問題を解決する必要があるとの認識を表明した(9/3朝日新聞)。自由に表現することができにくい日本になっているという現状にあることを示している。
 今回の中止によって出展した作家たちの表現の自由は二度にわたって侵害されたことになる。(隅井孝雄、ジャーナリスト 2019.9)
写真 19年8月5日 報道ステーション(テレ朝)より

NHK・メディアを考える京都の会 会報 No.46 原稿 2019年9月19日
posted by media watcher at 17:39| Comment(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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