2017年09月21日

野田淳子コンサート、ロームシアター京都で10月1日。金子みすゞ、宮沢賢治、一部エスペラントも交えて。ヒロシマに思い寄せるロシア曲、「鶴」も

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 9月13日、FM79.7(京都ラジオカフェ)音楽番組「ミュージックナウ」でゲストに歌手、野田淳子さんを招いた。聞き手は隅井孝雄。
 野田さんは10月1日、ロームシアター京都(サウスホール)でコンサートを開く。野田さんは、いつも作家岡部伊都子さんの「刻々の誕生」を座右銘とし、コンサートのタイトルにもして、常に新しい発見を曲に盛り込んでいる。今回のコンサートでは詩人金子みすゞと、宮沢賢治の世界を取り込み、歌の一部を世界に届けとエスペラント語で歌う。
 番組ではコンサートにかける思いを聞くとともに「私と小鳥とすずと」(金子みすゞ、一部エスペラント)、広島の折鶴に触発されたロシアの楽曲「鶴」をスタジオで生演奏してもらった。そして「あなたと」、「一本の鉛筆」はCDで聴いた。
「野田淳子CDアルバム」を検索すれば、一部の曲を試聴できる。
コンサート岡崎公園のロームシアター京都で、10月1日、13:30開場、14:00開演

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2017年09月02日

荻上チキが「21世紀的リテラシー論」を語りました。「フェイクな情報発信を押しとどめることはできる」という興味深い論考なので、要約しました。

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 FCTメディア・リテラシー研究会40周年記念集会、荻上チキが「21世紀的リテラシー論」を語りました
 1970年代以降のメディア・リテラシーは、権力のプロパガンダ批判、消費社会のコマーシャリズム批判、共同体否定のニューメディア抑制、メディアが発するバイアスへの抵抗であった。つまり大きな力に対して自覚的な抵抗を行う縦のリテラシーであった。
 21世紀、ウエッブ社会の到来という時代の中で、新たに横のリテラシーが必要となった。市民どうしで、さまざまな異なる言説のリアリティーが、事実の確認を経ないまま拡散していくという事態が起きるようになった。議題、論点の変化する流れとともに、人々の態度、言説にも変化が起きる。そして一つ一つのつぶやきや書き込みが、瞬間、瞬間で拡散する状況が起きている。
 行為の連続が、育てられ、集積して力を持つ。ネット上のオピニオンリーダーの言説はシェアー・リツイート、「いいね」の積み重ねで築かれていく。しかしネット上では嘲笑、ヤユ、シニシズム、によるアンチモデルも拡大しやすい要素となる。結果として民主主義やジャーナリズムを突き崩すこともありうる。
 メディア上で、あるいは個人レベルの発信で、それへのフェイクな情報発信への抵抗力をつけることはできる。Fact(事実)とクールさをもって、対抗的なカスケード(流れ)を作ることは可能だ。少数であることを恐れず、個別のリテラシーを発揮し、知的蓄積を発揮しての発信は、シェアーを拡大し、間違った情報発信を押しとどめ、リアリティーを塗り替えていくことができる。
(提示された実例は省略しました)
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FCT40周年記念フォーラムで冒頭あいさつ、歴史を振り返る発言をしました。以下そのテキストです。(2017年8月27日13:30 早稲田大学3号館) 

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 隅井孝雄です。鈴木みどり記念メディアリテラシー研究基金の選考委員をしております。
私はテレビの初期、1958年から、日本テレビに在しておりました。1970年代に一時期仕事を離れ、民放労連(民間放送労働組合連合会)の役員をしていました
 その間のことですが、1977年にアメリカの市民活動家、エヴェリン・ケイ、ウイリアム・メロディーらが書いた「子供とテレビ」という著作(聖文社)を読んで、大きな影響を受けました。そしてこの本を訳した鈴木みどりさん、そしてFCT(当時は「子供のためのテレビフォーラム」)を知り、市ヶ谷のルーテル教会会議室で開かれた会合など参加しました。
 アメリカでは市民団体の運動の成果でセサミストリートなど優れた児童向け番組が生まれ、テレビCMからウイスキー、たばこなどのCMが消えたことを知ったのです。市民、視聴者が発言権を持つことによって、テレビ番組やコマーシャルを変えることができることを、この時初めて知りました。
 当時日本のテレビは、優れた報道、ドラマを生み、メディアとして発展を遂げる一方、娯楽化、脱社会化、商業化が進み、市民団体、教育組織、母親団体、消費者団体、視聴者組織によるテレビ批判が強まっていました。
 わたしたち民放労連では、テレビ、ラジオ放送社会的機能やシャーなリズム性の回復を望み、放送の民主化と視聴者、市民の意向反映を運動に取り組むことになりました。そしてFCTに連携し、子ども向け番組の改善、子供のためのテレビCMの改善を取り組むことになりました。
CMを唯一の収入源とする民放ですから、さまざまな紆余曲折はありました。しかし、1980年頃、民放の放送基準、CM基準が改定され、たばこのCMが消え、ビールなどを美味しそうに飲むシーンが消え、子供番組のCM量が規制され、放送番組向上協議会(現BPO)が誕生し、民間放送連盟でメディアリテラシーの取り組むことが、決められる、などの多くの成果を残しました。
 FCT40周年にあたり、感慨を込めて、一言、思い出を語らせていただきました。
ありがとうございました。
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LPレコードをスタジオでかけて生放送の音楽番組放送3 ビング・クロスビーそしてエディソンの蓄音機

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 Fm79.9(京都ラジオカフェ)で私が司会している音楽番組「ミュージックナウ」ではこのところLPレコードによる生放送を続けています。8月23日の放送はLP放送の3回目「ビング・クロスビー特集」でした。
前回の放送でジャズを初めて録音したのは100年前、ニューオーリンズのオリジナル・デキディシーランド・ジャズバンドだとお伝えしました。しかし音をため込んで再生する装置を最初に考え出したのはトーマス・アルバ・エディソン、140年前です。
 歌があまり上手ではないエディゾンでしたが、新聞記者や研究員の前で、「メリーさんの羊」をうたい、それを再生したのが、蓄音機レコードの始まりでした。時は1877年12月6日、場所はニュージャジー州のメンロパークエディソン研究所でした。
 筒形の蝋管に吹き込み、音楽を売りだしましたが、やがてグラムフォンの円盤形(1887)にとってかわられました。最初は3〜5分しか録音できないSP版(78回転)でしたが、のちに長時間録音できる33回転のLP(1947年)やシングル盤のための45回転EP(ドーナツ版、1960年頃)など進化し、やがて1980頃実用化が始まった今日のCDにとってかわられました。
 ところでビング・クロスビーはレコードとラジオの時代を飾った歌手。1930年代にトップスターの座を獲得、映画にも数多く出演、第二次大戦後もポピュラー界に君臨しました。
マイクを口に近づけたり、離したりして歌う「クルーナ奏法」の創始者です。1977年死去。
 映画も名場面をたくさん残しました。「わが道を往く」(1944年)、「喝采」(1954年)、「上流社会」(1956年)、」「駅馬車」(1965年)

 放送したのは次の4曲です
I can’t begin to tell you、ビングとカーメン・キャバレロの共演、1945年8月7日の録音
Play a simple Melody、アービン・バーリンの曲。息子ゲイリーとのデュエット
Mexica rose、クロスビーがリバイバルさせた古い歌、ボーダーソング、メキシコ娘との恋と別れ
Sam’s Song、息子のゲイリーと初の共演録音、シンプルメロディーの裏面として発売
 下記をctrlクリックすると歌が聞こえます。
 Play A Simple Melody - Bing and Gary Crosby - YouTube
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2017年08月29日

早稲田大学高層化進む、旧3号館を高層ビルに取り込み、歴史が巧みに近代建築と調和

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8月27日早起きして新幹線と地下鉄を乗り継いで、早稲田大学に行った。FCTメディアリテラシー研究会の40数年記念シンポジウム参加のためだ。大隈講堂は昔ながらだが、その他の建物は高層化している。おやおやと思い会場の3号館に入ってびっくり。14階の高層だが、しかしよく見るとゴシック調チューダー様式の旧三号館(4階を)そのまま取り込んでいる。さすが早稲田、後世に残るかも、と感心した。
立て看はどうなっている、と思ったら2号館の脇に「憲法改悪絶対反対、共謀罪法阻止」と大書したのがあった。見まわしたがそれ一枚きりであった。
講師は荻上チキ。今までは大メディアと市民を縦につないだリテラシーだったが、これからは市民同士のやり取りの中で起きる情報阻害を考える「横をつなぐリテラシー」が必要だという論旨だった。論点は明快だった。 
私はFCTの思い出を語った。別項として掲載するので、お読みいただければ幸い
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