2018年07月19日

はるくはるる の「おたすけじぞう」絵本大賞受賞、紙芝居版を見に行く、昔懐かしい黄金バットも演じた

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 知り合いの「はるる はるく」さん(絵本作家、紙芝居演者)がこのほど「第13回絵本大賞」(ストーリー部門)を受賞した。受賞作は「おたすけじぞう」。受賞を記念してイオンモールの大垣書店で「おたすけじぞうの」の紙芝居版の他、「黄金バット」などを演じるというので出かけて行った。
 大垣書店の口演では、子どもたちが床に座り込み、真剣に聞き入っている姿が印象的だった。紙芝居というのは過去の子供文化ではなく、現在でも十分通用するようだ。お母さんとみられる女性、高齢者なども楽しんでいた。
紙芝居は大阪、京都で活発に活動中の「ヤッサン一座」に所属、児童館や福祉施設を巡回、清水寺の門前でも紙芝居を定期的に披露、人だかりができる。
 
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12月1日から4K, 8K放送開始、とりあえずNHKと民放、その後WOWOW, スカパー、映画チャンネルも参入。果たして見る人いるのか?

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 12月から4K,8K開始、果たして見る人いるのか?
 今年12月1日から、新しい衛星テレビ放送、スーパーハイビジョン(4K,8K)が始まる。6月1日「新放送開始まであと半年」というセレモニーイベントが開かれた。
 4Kは現在のハイビジョン放送の4倍、8Kは16倍の鮮明度になる。先頭で推進しているのはNHKだ。2年前から全国の放送会館に巨大スクリーンを設置、上映してきた。上田良一会長は「超一流のコンテンツを用意している、2020年の東京オリンピックには世界に先駆けたい」と言っている。
 販売中の4K,8K受像機では放送は受信できない?
 大型電機店には、4K,8Kをうたう受像機がずらりと並ぶが、専用チューナーをつなげないと放送は受信できないことが問題となっていた。
ようやく6月に東芝が4K内蔵テレビを発売したが価格は55インチで20万円前後する。各メーカーのチューナーや内蔵型の発売は秋ごろになるという。BSアンテナ受信者は対応アンテナに切り替える必要もある。新テレビを見ようとすればかなりの支出になる。
一般市民の認知度は低い。12月放送開始を知っている12.2%、専用チューナーが必要だと知っている34.4%、購入したい17.1%に止まる(5/31放送高度化推進協調査)。
 受信料の流用は許されるか?
 NHKはスーパーハイビジョンの開発、番組制作に2014年以降4年間で309億円つぎ込んできた。2018(平成30年度)の関連予算は320億円、東京オリンピックの2020年までにさらに317億円をつぎ込む(日経6/1)。開局日には南極から4K、イタリアから8Kで生中継をするほか、ウイーンフィル新春コンサート8Kなど、大型の紀行、文化、音楽番組を計画している。
NHKは放送法で「あまねく受信できるように努める」義務がある。4K,8Kに多額の受信料をつぎ込んでいいのかどうか問題だ。
民放キー局はあまり熱が入っていない。「画面がきれいだからと言って、スポンサーがお金を出してくれるわけではないし」とはある民放幹部のつぶやきだ。
 なお、WOWOW(有料)、スカパー、映画チャンネル(有料)、QVC(ショッピング)、なども新放送4Kの割り当てを受けて、2020年から4K放送を始めると予定している。
 NHKの巨大化に歯止めがかからない
 NHKだけが4Kにプラスして8Kも放送する。インターネット放送も解禁されれば、合計すると7チャンネルにまで巨大化する。
安倍内閣はインターネットと地上波テレビ、衛星テレビの「融合」という名目でテレビ放送の規制撤廃を計画中。4K, 8Kもその一環だ。
新しい技術を取り入れ、チャンネルが増えるのはいいが、番組の質の向上がすすむのかどうか、公平な放送ジャーナリズムが保たれるのか。十分な討論なしに新放送がスタートすることに危惧を覚える。
 JCJ リレー時評 2018.7.25 掲載、隅井孝雄
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2018年07月14日

若狭大飯町の若州一滴文庫の劇場で竹人形「曾根崎心中」, 水上勉、晩年竹人形に執念燃やす

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6月17日 若狭大飯町の若州一滴文庫の劇場で竹人形「曾根崎心中」を見た。
写真1. 一滴文庫に立つ曾根崎心中の上り。2.受付に張られたポスター、満員御礼、3.曾根崎心中のお初、徳兵衛、4.はなれ瞽女おりん、5.越後つついし親不知、6.竹人形たち
京都から鯖街道を北上して朽木村を越え、若狭から大飯に向かう2時間半のバスツアー、およそ30人が一緒だった。
 水上勉には「越前竹人形」という作品があるが、この作品をはじめ「はなれ瞽女おりん」、「五番町夕霧荘」など自身の作品や、近松の「曽根崎心中」、「冥途の飛脚」などを竹人形劇として自身でシナリオ化した。
今回の「曾根崎心中」も水上勉のシナリオに基づいた語りが全編を語る。黒子の人形遣いが数体の人形を操る。一体当たり3人が手足と顔を受け持つのは文楽と変わらないが、人形は本体も手足も指も竹で作られている。驚いたのは面も竹を餅のように砕いて固めて厚紙のようにして型を作ったものだという。水上勉がとことん竹にこだわったことがよくわかる。文学の天才が現代語に書きおろした語りが、徳兵衛とお初の心のうちを微細な陰影を細部にわたって表現してくれた。
若州一滴文庫は晩年水上勉が過ごしたところ。生前集めた文学書がそのまま残っている。この場所で竹の紙を漉き、竹人形の製作に没頭したという。敷地内にはその竹人形で芝居を上演する劇場、上演した数々の竹人形を展示する建物などが点在する。大飯町から一山超えて農道の小道を進むと、小高い山裾に一滴文庫の門が見えてくる。
そもそも水上勉自身の生家がこの近くの山中にあり、母親が耕していた農地が売りに出されたことから1984年に本館(図書館)を建設、その後竹人形展示館(1987年)、竹人形劇場(1988年)に増設した。
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豪雨西日本を襲う 我が家無事、あわや桂川氾濫寸前

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写真、二枚7月9日昼頃の鴨川、後の二枚は4日前、7月5日のNHKニュースより
 全国の皆様にご心配をかけました。4日から7日まで四日間にわたって降り続いた今雨もすっかりやみ、増水していた鴨川、桂側も水位が下がりました。三条大橋のあたりでは、土嚢を持ち込み、復旧作業が行われています。今日昼頃写真を撮りました。ご覧ください。京都市内は安全でした。しかしゲリラ豪雨の危険もあるとのこと。油断なりません。
 NHKニュース7、7/5の鴨川、桂川の様子も添付しました。鴨川は安全性が高いといわれていますが濁流の流れの速さは恐ろしいほどです。桂川はあわや溢水というところでした。
 九州、四国、中国、近畿の広域で死者107人、行方不明59人とテレビは報じています。
 日本は地震、豪雨続きで、今や災害列島。救援の手立てもありません。
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2018年07月02日

朝鮮半島非核化と平和構築で米朝首脳会談(6/12)、脅威でなくなった北朝鮮、日本、非核化への協力必要、日本の米軍基地縮小も望みたい、 「解決済み問題(拉致)を持ち出して半島の平和阻む日本」と非難(平壌放送論評6/15)

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 写真1.大統領専用車を金委員長に見せるトランプ氏、写真2、初の首脳会談、握手10秒以上、写真3.労働党新聞写真30枚以上、写真4、地下鉄で労働新聞掲示に群がる市民、6/13 報道ステーション、写真5北朝鮮国営テレビの報道、写真6.拉致家族の要請受ける安倍首相
 (以下の記事は6月15日に執筆、月刊「宣伝と組織」7月号に掲載された)

 6月12日、米朝首脳会談の休憩時間にトランプアメリカ大統領と金正恩労働党委員長の二人の散歩の途中、米大統領専用車に立ち寄り、ドアを開けて大統領が中を見せた。慌てて車内にカメラを入れようとした北朝鮮テレビは制止されたが、このハプニングは、二人の間に緊密な信頼関係が生まれたことを物語っている。専用車は大統領の安全を守る最高機密の塊である。
 米朝合意の内容、北朝鮮の反応
 発表された合意文書は、アメリカは北朝鮮の安全を保障する一方、北朝鮮は朝鮮半島の非核化を確認し、永続的、安定的な平和体制の構築に努めることをうたった。重要なのは朝鮮戦争の終結を表明したパンムンジョン(板門店)会談を再確認したことである。また.朝鮮戦争の捕虜、行方不明兵士の遺骨返還や、実務交渉の早期開催も盛り込まれた。
 会談後の13日、北朝鮮労働新聞は「米朝関係の歴史に新たな時代を開いた世紀の会談」という見出しで会談の流れを写真33枚も使って詳報、また14日には国営朝鮮テレビが「米朝協力の新しい時代が開かれた」という特集番組を40分にわたって放送した。
 非核化については「段階的、同時行動で一致した」との報道を繰り返した。また「敵対関係を解消して新しい未来を拓く共同声明を完全にかつ迅速に履行する」という報道もあり、朝鮮戦争終結、軍事境界線の平和ライン化への強い意向を示した。
 米朝合意と日本、どうなる拉致問題
 制裁強化一本やりだった安倍首相は、米朝会談による合意の後、初めて金委員長との会談を口にした。判断が遅きに失し、糸口がないまま、時間が推移している。
 「(拉致問題は)2回にわたって取り上げられた」(6/15共同通信)といわれる。金委員長が「解決済み」とは言わなかったとして、望みを託している。
ところが北朝鮮、国営ラジオ平壌放送は15日、論評で日本を非難した。「すでに解決済みの問題を持ち出し、北朝鮮敵視に固執している。国際社会が一致している朝鮮半島の平和を阻もうとするのは、愚かな醜態だ」(6/15ラジオプレス)。
日本が朝鮮半島の非核化と平和に積極的に寄与することなしには「拉致」も一歩も進まないだろう。
日本政府は、9月中旬開催のウラジオストクでの国際会議、あるいは9月下旬のニューヨーク国連総会のどちらかで、金正恩会委員長との直接会談を行いたいと考えているようだ。それにはロシアや国連の協力が欠かせない。
経済支援と北東アジア安定が望まれる
 トランプ大統領は、会見の場で非核化のための必要なコストについて問われ、「韓国そして日本も多大な貢献をするだろう」と発言。テレ朝「報道ステーション」(6/13)では、査察費1000億円、解体費1000億円、解体後の保障2000億円、総計4000億円以上に達すると試算した。 非核化のプロセスに、日本が経済負担も含めて積極的に参加することが国際社会から望まれている。
 またトランプ大統領は米韓軍事演習の中止する意向を示したことに加え、将来的に在韓米軍を撤退する考えを示した(6/12ロイター)。
 北朝鮮はもはや日本の脅威でない。日本の米軍基地も縮小に向かうべきだ。北朝鮮対策でアメリカから導入予定の「イージス・アショアー」は無用なものとなった。
 在日米軍の日本財政負担が3985億円(2017年度)に達するため、アメリカは手放したくない。だがアメリカの世界戦略の基地として日本が存在することは、中国、ロシア、中東を敵に回すという大きな危険が伴う。
 日本は韓国と協力し北東アジアの平和構築という新しい歴史的役割に向かうべきだ。また中ロの覇権主義に歯止めを加え、米中、米ロの関係改善を図り、世界平和に貢献する使命を認識することもできるのではないか。
 
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