2018年09月18日

日本沈没か? 台風21号(西日本)、震度7とブラックアウト(北海道)が連続 

 
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 日本沈没その1
 写真、1.転落橋にタンカーが激突、報道ステーション9/6 2.空を舞う飛散物、クローズアップ現代9/10 3.自動車も玩具のように転がり壊れた、クローズアップ現代9/10、マンションの隔壁、風圧で壊れる(我が家)

 9月4日台風21号が西日本を直撃した。高波と強風は驚異的であり、関西空港は水没した。その2日後9月6日、北海道で震度7の地震が発生、山の崩落、住宅地の液状化の上北海道の全域が停電、かつてない事態となった。
 21号台風、関西の被害の実相
 25年ぶり、台風は強い勢力のまま紀伊半島、徳島県を吹き荒れた後大阪湾を通って大都市圏を直撃。関西空港は高波に襲われ、タンカーが激突した連絡橋が横ずれして破損、通行が不可能となった。
 二日後9月6日、報道は北海道で地震、全停電に重点を移し、西日本の被害は報道から置き去りとなった。大型台風は確実に今後繰り返される。記録と記憶に残しておかねばならない。トタンがめくれて吹き飛び、看板も何もかも宙を舞って地上に落下、自動車は玩具のようにふき飛んだ。瞬間最大風速は関西空港で58メートルを記録した。(続く)
 日本沈没その2
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写真 1.無数の山肌がむき出しになった 報道ステーション9/6
 2. ブラックアウト引き起こした苫東火力発電所 NHK7, 9/6

 北海道は地震に続いてブラックアウト
 北海道では震源地の厚真町の被害に加え、札幌市清田区でも液状化現象、家屋が軒並み傾いた。苫東厚真発電所全機が自動停止、連動する他の発電所が負荷に耐えられず、「ブラックアウト」が起きた。295万戸の停電、日常生活被害はもとより、農業用水のポンプくみ上げ、ビニールハウスの水供給、搾乳機器が使えないことによる、牛の死亡など、農家、酪農家の被害は全面的である。冬に向かって電力需要が増えるが、苫東発電所の完全復旧は11月以降だ。トヨタやパナソニックでは操業が止まり、物流も滞り、商品供給がままならない。経済にも大きな影響が出ている。(続く)
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 日本沈没、その3
 写真 あわや福島の二の前、非常電源で使用済み燃料棒を冷却 泊原発 NHK7, 9/6

 外部電源喪失の危機にあった泊原発、報道怠る
 「泊原発」は3.11以来休止中であったが、使用済み核燃料を非常用のディーゼル発電機で冷却を続けた。原発稼働中であれば、あわや福島原発の二の舞となるところであったことを、メディアは報道を怠った。電源の回復は9時間半後であった。
 かねてから原発再稼働を主張している池田信夫氏はツイッターで「再発を防ぐには、泊原発再稼働が不可欠だ」と主張し、堀江貴文氏も「停電やばい、泊原発再稼働せんと」とツイッターした、政府の「複数の発電ソースが必要」という政策に便乗する意図が見える。とんでもない。北海道電力が発電所分散の対策を取らなかったことを批判すべきだ。
 「泊原発の再稼働に固執し、一極集中の電力供給を続けた北電の経営体制」を問題にしたのは赤旗(9/16)だけであった。(続く)
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 日本沈没、その4 
 写真1.首相、空港再開を明言、NHK, 9/6 写真2.たびたび訂正、死者数などの安倍発表, NHK9/7
 安倍首相、自身の手柄と誇示
 安倍首相は6日、関西空港の「国内便を明日にでも再開する」と発言した。自らが先頭に立っているかのごとき振る舞いだ。北海道地震では、9月7日午前、安倍首相が16人亡くなられたと発表した。午後になって官邸は死者9人、心肺停止7人と訂正した。官邸は5回にわたり、北海道庁の発表と異なる発表と訂正をおこない、自治体の職員を困惑させた。災害を手柄話にするかえる安倍首相は、日本沈没ともいえる相次ぐ緊急事態を愚弄している。(終わり)
 月刊、宣伝と組織9月号に掲載
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2018年09月11日

シリコンヴァレーの軍事協力にー石、グーグル従業員3000人、国防総省との提携に抗議声明

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写真1.グーグル社と社員たち、2. 米国防総省がシリコンヴァレーに設立したベンチャー型研究所DIUX、3.IT技術満載の沿岸監視用セイル・ドローン いずれも8/16, PBSより,

 NYタイムズ紙によると、IT大手企業グーグルで上級社員を含む3100人の社員が軍事技術の開発にかかわる政府との協力に抗議する声明にサインしたと伝えた(4/4NYT)。またネットニュースの「ギズモード」は、10数名のグーグル社員が抗議の意思を表明して辞職したとも伝えている(5/15Gizmode)。
 
 国防総省、軍事ドローン画像認識ソフト開発
 米国防総省はプロジェクト・メイヴン(Project Maven)と名付けられた、AI画像認識技術を軍事ドローン映像の解析に活用するソフトウエアー開発を行っている。グーグルがこのプロジェクトに参加していることを批判した従業員の声明(CEOサンダー・ピチャイ宛て)は次のように述べている。
 「我々はProject Mavenの中止を求め、グーグルやその関係者らが、いかなる軍事テクノロジー開発にも関わらないとの姿勢を明確に求める」。
  米国防総省は先端技術の軍事導入にきわめて熱心だ。特に世界中あらゆるところの動きを24時間監視する小型衛星開発のため、ジェームス・マチス長官自身がしばしばシリコンヴァレーを訪問して、AT企業との連携を図っている。地上の動きを空から数百万枚にも及ぶスキャニングで監視、雲があってもスキャンできることが可能な技術を開発中だ。
沿岸地帯を航行するヨット型の海上ドローンも開発されている。
 ドローンのAI画像認識で、正確に攻撃対象が捉えられれば、「軍事目標だけに限定して遠隔攻撃することが可能となり、誤爆が避けられる。また味方の人的損害をゼロにすることが可能だ」と国防総省では考えているとみられる。

 防衛先端技術ユニットDIUX開設
 国防総省自体もシリコンヴァレーにDIUX(防衛先端技術実験ユニット)を開設した。企業の能力を活用することが目的だ。すでにいくつかの小さなベンチャー企業が国防総省から資金を得て、60社ほどのベンチャーが軍の新型衛星開発に協力している。
 アメリカの公共テレビPBSニュースアワーの報道によればDIUXと連動するベンチャー企業、オービタル・インサイド社はすでに、世界中のあらゆる都市の自動車の走行台数、人の動きなどを瞬時に把握できるシステムを開発したという。人間の能力ではリアルタイムで解析しきれない映像情報を解析しているという(8/16PBS)。核爆弾を誘導できる、「核兵器の近代化」の開発も進行している。
 これまでアメリカでは国防高等研究計画局(DARPA)が国防研究の中心組織だったが、あまりにも巨大組織化したため、決定に時間がかかり、シリコンヴァレー系のベンチャー企業との連携もままならなかった。今後は小回りの利くDIUXが小規模ベンチャー企業との連携の中心となるものとみられる。
 
 グーグル、国防総省との契約中止
 従業員の抗議を受けたグーグルは国防省との契約をしないことを決めたと伝えられている。傘下の「グーグルクラウド社」のCEOダイアン・グリーンが、社員の前で「プロジェクト・メイブン」の契約は中止すると発言したものだ(6/4)。
しかしグーグルの元会長エリック・シュミットは「国防イノベーション委員会」の一員にとどまったままだ。抗議に参加した社員たちはグーグルの社会的信頼に関わる問題であり、「Don’t be evil」という社是通り国防技術にはかかわらないことを明確にすべきだと言っている。
 
 この記事は、9月6日、リベラル21(Web News)に掲載された。
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2018年09月08日

なぜチェロ(小さい)のか、チェロの名曲特集、サンサーンス「白鳥」、カザルス「鳥の歌」など

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ュージック・ナウ チェロ小品特集
FMラジオラジオカフェの音楽番組「ミュージック・ナウ」でチェロによる音楽を特集した。8/22放送
元々チェロはイタリア語でビオロンチェッロと言いました。ビオローネより小さいという意味。チェロ、小さいだけが残った。ヴァイオリンより一回り大きいのにと思われるのではM杯だろうか。実は、ビオローネは今のコントラバス、ヴァイオリンはイタリー語でビオリーノだ。
チェロはオーケストラではヴァイオリンの介添え役と思っている人が多いのではないか。しかしバッハ(無伴奏チェロ組曲)を始め昔から立派な主役、多くの名曲がある。大きな曲ではハイドン、ベートーベン、ドボルザークなどがチェロ協奏曲を残している。またパブロ・カザルスやピアソラの名演奏あり。
放送した珠玉のチェロの小品4曲だった。
サン=サーンス、白鳥
動物の謝肉祭の13番目の曲、バレー「瀕死の白鳥」はこの曲に振り付けた。
チャイコフスキー、感傷的なワルツ
キエフに住む妹の家で作曲された6つの小品の6番目の曲、ピアノ曲として作曲されたが、チェロの名曲として演奏されることが多い。
パブロ・カザルス 鳥の歌
パブロ・カザルスはカタルニア生まれ、スペイン内戦でフランコ政権と対峙、フランスに移住。鳥の歌はカタルニア民謡を基にして作曲された、平和を強く望む曲。1971年、国連で演奏、国連平和賞を受けた。
バッハ プレリュード、無伴奏チェロ組曲第1番
バッハは6曲からなるチェロ組曲を書きました。その第1番の曲、プレリュードを聴きながら放送を終わった。
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2018年09月05日

 我が家も台風被害、隣家との間地切れ壁(本当は防火対策、逃げるとき破る)が強風で粉々。

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 我が家も台風被害
今日、9月4日火曜日、午後1時過ぎから4時頃まで、我が家マンションビル、9階に住んでいるが建物が揺れると思うほどの激しい風雨にさらされた。ベランダの小物が飛び散って散乱。窓ガラスが割れるのではないかと心配したが、大丈夫だった。風雨が収まった頃、隣の御主人から間仕切り隔壁が壊れていると連絡あり。
さっそく東側の窓を開けてのぞくと、物が当たった様子もないのに、隔壁が大きく割れていた。瞬間風速50メートルともいわれる風の強さを物語る。明日管理会社と話をして、修復しなければならない。
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2018年08月24日

全国知事会日米地位協定の改定求める。満場一致。ドイツ、イタリアと比較すれば、不平等歴然

1809 1地位協定DSCN1301.JPG1809 2国際大学炎上image01.jpg1809 3伊司令官DSCN1288.JPG1809 ドイツラムシュタインIMG_4435.JPG
写真1.知事会で発言する沖縄県謝花副知事、(7/27)琉球新報提供、2. 沖縄国際大学に米軍ヘリ墜落直後、(8/13/’04)、沖縄消防本部提供、3. 米軍基地の管理権持つ伊司令官、報道ステーション、(6/23/’15) 4. 独国内法優先で飛行制限、環境保護、同番組

 7月27日、全国知事会が「日米地位協定の抜本的改定」を求める「提言」を全会一致で採択した。大きく報道した「琉球新報」(7/28)、東京新聞(8/8)以外は目立たぬ扱いだった。
提言の主要項目は以下の通り。1.低空飛行ルートの事前通報、2.航空法、環境法令の国内法適用、3.事件、事故時の自治体職員の基地内立ち入り保障、4.騒音規制措置の適用、5.米軍基地の整理、縮小、返還の促進、などであった。
 米軍は治外法権
 提言は沖縄県翁長雄志知事(当時)の要望を受けて、2年がかりでまとめられた。米軍基地を持つ15都道府県以外の全知事が賛同したことは、地位協定に一石を投じるものだ。
現行の「行政協定」によれば、米軍関係者(軍属、軍人)は治外法権が保障され、犯罪米兵の実質上裁判権も米軍に委ねられている。出入国管理も対象外だから米大統領も、国防相、CIA要員などが横田基地を出入りする。航空法も米軍機には高度制限が及ばない、アメリカが占有する空域には日本機は立ち入れない。基地労働に労働基準法は適用されず、また大気、水質、土壌汚染、騒音など環境基準も米軍には及ばない。
 米軍機墜落炎上も警察、消防立ち入れない
 沖縄の人々は、米軍関係者の犯罪、航空機の騒音、墜落事故に繰り返し悩ませられ続けている。2004年8月13日、沖縄国際大学に米軍大型ヘリが墜落炎上、消防車が急行したが、米軍は現場を完全封鎖して機体を回収した。「地位協定」では「米軍管轄地域への立ち入り、米軍の財産の捜索、差し押さえは米軍の承諾が必要だ」とある。墜落現場は「米軍管轄地」、損傷したヘリは「財産」とする米軍は警察、消防、記者を排除した。
 1995年の少女強姦事件で、犯人の米兵は引き渡されず、大規模な反基地闘争が起きた。沖縄だけではない。2015年の相模原補給廠爆発事件では、倉庫内容が明かされず、6時間にわたって消火活動ができなかった。京都で排除経ヶ岬「Xバンド基地」周辺で米軍関係者の交通事故が多発するも、警察は取り締まれない。
 基地管轄権を持つドイツ、イタリア
「地位協定」について、ドイツやイタリアは不平等解消の努力を繰り返しでいる。
イタリアでは米軍基地の管理権はイタリア軍司令官が持つ。訓練、演習には事前通告が必要だ。1998年低空飛行の米軍機がスキー場のゴンドラを切断、乗客20人全員が犠牲となった。イタリア当局が米軍の事故機を検証、超低空飛行は禁止された。
 ドイツのラムシュタイン空軍基地(ドイツ南西部)はヨーロッパ最大の米軍/NATO軍基地である。基地内外での訓練、演習には国内法が適用されるだけではなく、ドイツ側の許可、承認が必要だ。レイプ、強盗、殺人などの重大裁判ではドイツが第一次裁判権を持つ。
 環境基準も国内法適用
 2015年6月、嘉手納飛行場に隣接するサッカー場の地下に大量なドラム缶が埋まっていることが分かった。ベトナム戦争当時の枯葉剤(高濃度ダイオキシン)を廃棄したものだった。この場所はかつて嘉手納飛行場の一部であった。
ドイツやイタリアの地位協定では、環境基準に関し立ち入り調査権ができる。そして原状回復は基地側の責任だ。(以上「報道ステーション」6/23/’15と沖縄県調査2018年3月参照)
 翁長氏の遺志を継ぐ知事会提言
 現在辺野古の埋め立てが開始された。サンゴ礁やジュゴン生息地の消滅など環境破壊が国際的に問題となっているが、意に介さずに、工事が進行している。
知事会での「地位協定」改定の原動力となった翁長沖縄県知事(当時)は全員賛同の場に立ち会うことが叶わなかった。遺志を継いで「地位協定の改定」の意向を決めた全国知事会の「提言」が生かされことを切に願いたい。
 
 月刊「宣伝と組織」 2018年9月号掲載
posted by media watcher at 16:11| Comment(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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