2007年07月29日

投稿動画をなぜYouTube風投稿システムにゆだねなかったのか  米民主党大統領選ディベート、CNNのフィルタリングに批判

 隅井孝雄のメディアウオッチ No. 0717(通算154) 
 投稿動画をなぜ
YouTube
風投稿システムにゆだねなかったのか
 
 米民主党大統領選ディベート、
CNN
のフィルタリングに批判
 

 (前号から続く)

CNN723YouTubeと組んで民主党大統領候補の討論会を中継した。通常だと、会場にいる市民代表や司会者の質問に答えてディベートするのだが、今回の企画はYouTubeで動画投稿を募り、それを候補者に直接ぶつけようというもの。放送開始までにおよそ3000本の動画が投稿されたがCNNがその中からセレクトした。

 「クリントン、ブッシュの二つのファミリーが交互に大統領になるのをどう思う」、「あなた自身女性らしい女性と思うか」、などという辛口質問がヒラリーに投げつけられ、またオバマ候補には「あなたは本物の黒人だといえるのか」と切り込まれた。またアフリカのダルフールから投稿して質問した男性、環境対策を問いただす雪ダルマなどが視聴者の興味を引いた。

 評論家ではなく生身の市民が直接質問できるYouTubeディベートを高く評価する意見がある一方、多くの質問が政治評論家の発言と変わらないという批判もあった。

 またCNNが質問を選んだたことも批判の対象になった。投稿された質問をYouTube上で人気投票してふるいにかけることはいとも簡単に出来る。それがYouTubeの特質ですらある。CNNはなぜそこまで踏み込まなかったのか疑問の残るところだ。

 ブロガーの記事の中には、CNN結局はヒラリーと、ジョン・エドワードを際立たせる質問ばかり選んだのだ、とメディアの姿勢を論難するものもあった。

 CNNYouTube917日に共和党候補による同じスタイルのYouTube討論会を行う。

 ちなみに大統領選関連でブログ上もっとも話題をまいているのは「オバマ候補のキャンペーンソング」を勝手に自作し、投稿したという通称オバマガール(ミス・エッティンガー)。「オバマに一目ぼれ」(I got a crash on Obama)というこの歌はヒットチャート入りした。

 (・・・と報道されているが投稿ビデオを実際に見れば明らかに専門家の手によるお金のかかったミュージックビデオ。資金豊富なオバマ陣営が仕掛けたものに違いない)

 

ユーチューブ討論関連サイト

http://www.cnn.com/2007/POLITICS/07/23/debate.transcript/index.html

http://www.cnn.com/2007/POLITICS/07/24/youtube.debate.video/index.html?eref=rss_topstories

オバマ・ガール

http://www.youtube.com/watch?v=wKsoXHYICqU

 
posted by media watcher at 13:51| Comment(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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