2018年09月25日

NHK巨大化まっしぐら、ネット同時配信、4K,8K合わせて7チャンネルになる

 1807 NHKIMG_4468.JPG1807 配信ネットIMG_4469.JPG1807 京都検討会IMG_4467.JPG18074k 8k 1セレモニー018X11001-PB1-1.jpg
 写真1,2 NHK常時同時配信、総務省有識者懇ゴーサイン、7/13NHK、3, 京都新聞の報道、7/14、4.4K,8K半年後セレモニー、6/1、5. 受信にはアンテナとチューナー必要。

 ユーチューブ、アベマテレビ、ネットフリックス・・・・この頃スマホ、パソコンなどでテレビ番組、有料、無料の映像ニュースなどを見聞きする機会が増えた。その仲間に来年2019年度からNHKが入ってくる。
 NHKの番組をそっくりみられる「常時同時ネット配信」は、放送法で定めた業務範囲を超えるとして認められていなかった。ところがNHKのネット参入の是非を検討していた総務省の「有識者会議」が今年7月にゴーサインを出した。政府は来年1月の通常国会で放送法を改正し、NHKは19年度の早々にもネットでの「同時配信」を開始したいとしている。当面は総合とEテレだけだが、ネット上にNHKのチャンネルが出現するわけだ。
 受信料については、契約世帯では当然無料で見られるが、未契約世帯では画面に「支払いを促す字幕」を重ねるという。テレビを持たなくてもデジタル機器を持っていれば受信料徴収の可能性が生じる。
 一方NHKは今年12月から衛星放送による4K, 8Kという二つの新たなテレビ放送を開始する。現在のデジタル放送の4倍、16倍という鮮明度をうたう新型の衛星チャンネルだ。上田良一会長は「超一流のコンテンツを用意している。2020年の東京五輪には世界に先駆けたい」と意気軒高だ。開局にあたっては、南極から4Kの中継、イタリアから8Kの中継放送するほか、ウイーンフィル新春コンサート8K放送など大型紀行、文化、音楽番組を企画している。現在販売されている大型テレビは4K,8Kを売り物にしているが、チューナーをつなぐか、内蔵型受信機とアンテナを新たに設置しないと、視聴できないという問題点がある。
 NHKは「同時送信」、4K, 8Kを加えるとテレビ7チャンネルの放送回路を持つ巨大放送となる。4K,8KのNHKの投資は、オリンピックの20年までに950億円に達する。同時放送の設備投資も必要だ。出どころは受信料であることに疑問もある。
NHKのネット同時送信、4K,8K進出は、民放や新聞など民間メディアの経営を圧迫することにもつながる。民放は投資に見合う回収は不可能としてネット同時配信には手を染めない。
 これから始まる放送法改正の論議のなかで、公共放送の在り方、受信料の使途などについ徹底に議論し、視聴者の意見が十分反映されることを望みたい。(すみいたかお、ジャーナリスト)
 
 9月24日赤旗ラジオテレビ欄コラム「波動掲載」一部加筆
posted by media watcher at 20:58| Comment(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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