2018年06月13日

再び南京事件に挑んだドキュメンタリー5/13放送、NNNドキュメント「南京事件II,歴史修正を検証せよ」、称賛の声を現場に届けたい。

1805 南京事件2タイトルIMG_4344.JPG1805 南京2焼却IMG_4320.JPG1806 南京事件21銃口 jIMG_4345.JPG1805 南京刺殺IMG_4343.JPG1805 南京2日記IMG_4331.JPG1805 南京21.4万2IMG_4340.JPG
写真1、タイトル、2.焼却された文書の燃えカス、3、銃口から機関銃乱射、4、生きのこり捕虜は刺殺、5、大量の陣中日記、6.1万4770の捕虜を揚子江川岸集めた12/16東京朝日の記事 
旧日本軍の中国人大量虐殺があったことを伝える「南京事件II、歴史修正を検証せよ」がNNNドキュメントで放送された(日本テレビ系5/13深夜)。3年前の「南京事件―兵士の遺言」の続編である。
冒頭で元陸軍省参謀本部の裏庭で燃やされた書類の断片が土中から発見されたと伝える。「敵国首都南京を攻略すべし」との見出しが散見されたが、その他の部分はない。公式記録のないまま、日中戦争の歴史偽造が行われ、「南京事件は存在しない」との主張すら現れた。その風潮に抗して、番組では4年間にわたり、南京虐殺の真実に挑んできた。
福島県会津若松市から南京占領作戦に参加した兵士たちの30冊以上の陣中日誌と、200人もの肉声を収集してきた小野賢二さん。彼の協力を得て番組は事実の再現に挑んだ。焦点は、1937年12月16日、17日の二日間、大量の捕虜を揚子江岸辺で殺害した事実の検証である。重機関銃による大量射殺はCGで再現された。
16日は中国海軍施設の壁の多数の穴から銃口をのぞかせ一斉射殺、17日には違う現場で有刺鉄線にかこまれた捕虜を虐殺、生き残った者は兵士が銃剣で突き刺した。上等兵の日誌に「始末した捕虜15,000」とある。
3年前の放送の後、一部メディアやネットで「(自衛発砲だった」など批判が出たが、それは戦後、責任回避のために作られた記事であることを番組内で明らかにした。
第二次大戦下、日本人が味わった苦難については繰り返し語られている。しかし加害者としての行為に対し、新聞、放送も語ることが少ない。従軍慰安婦問題は裁かれるべき戦争犯罪だとの立証を試みたETV特集「戦争をどう裁くか」(2001年1月)に政府が介入して以降、その傾向は顕著となった。
731部隊、南京事件などの報道にも、右翼文化人、右翼組織から「反日、売国」という悪罵が浴びせられる。その状況下であえて「南京事件」を2度にわたって放送したNNNドキュメントの真実追及の努力は貴重だ。
第二次大戦中の日本軍の加害行為を描くことは、不戦の誓いを新たにすることに他ならない。称賛の声を制作現場に届けたい。(すみいたかお、ジャーナリスト)

赤旗ラジオテレビ欄コラム「波動」、「南京事件II」 2018, 6, 4に掲載された 
posted by media watcher at 13:26| Comment(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
Media watch.gif

隅井孝雄のメディア・ウォッチブログ