2017年07月22日

恐怖とスリルに満ちた、映画「スノーデン」(オリバー・ストーン監督),横田基地、日本列島も登場

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 写真1.スノーデン、ジョセフ・ゴードンレヴィット、2.恋人リンゼイ役、シャイリー・ウッドリー、3.映画の中でSDはルービックキューブに入れて持ち出された、4.スノーデン本人、共謀罪が危険だと取材に語った。
 見損なっていた映画「スノーデン」を同志社大学寒梅館で上映したので見に行った。難解な映画だがほぼ満席、観客は身じろぎせず、緊張気味で見ていた。
 この映画はオリ―バー・ストーンが久しぶりに監督した大作。英紙ガーディアンの記者がひそかにスノーデンを取材した経緯を描きつつ、その伏線として、スノーデンが愛国心からCIAやNSAで働き、次第に情報収集に疑問を抱く過程、恋人との葛藤のある暮らしなどを描いている。映画の終わりの方で、香港を脱出し、かろうじてロシアにたどり着く様子もたどる。しかし全体としては、きわめて難解なPC操作による監視画面などが主役となっている。
 私自身興味を抱いたのは、彼が一時期横田基地で勤務についていた描写だ。インフラコントロールの「スリーパーシステム」が仕掛けられ、日本が米同盟国の地位を失うと同時に、日本列島に灯っていた電気が南から順繰りに消えていく。また2007年、米軍ヘリが、遠隔操作で、バグダッド街頭を歩く人物、自動車等が爆破するシーンもある。
 本物のスノーデンは、日本の共謀罪(テロ等準備罪)について「日本は大量監視社会になる、既にアメリカから、監視システムを受け入れている」と語っていた。映画には全市民の個人情報を手にする「恐怖の場面」が繰り返し出てくる。
 映画では、情報の入るSDをルービックキューブに入れて持ち出したように描いているが、たぶん大量な情報を長期に、繰り返しコピーしたものと思われる。だが本人も、映画もその手法の詳細を描いていない。
 この映画を、もしすべての政治家、すべての市民が見ていたら、「共謀罪」などは成立しなかったろう。
 オリバー・ストーンによれば、この映画制作は理由が明示されぬまま、すべてのアメリカ映画資本に断られた。制作資金はイギリスとドイツに頼ったのだという。一部分ワシントンDCで撮影された部分もあるが、主な撮影地はドイツのミュンヘンや香港だった。(7月13日)
posted by media watcher at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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