2017年05月05日

記者出て行け、批判メディア排除、日米政権の報道敵視、ともに求められる真実を守る報道

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 日米政権の報道敵視、ともに求められる真実を守る報道
 写真1. 今村復興相、記者出て行け、2.東北でよかった、3.二階幹事長も報道排除、4.ホワイトハウス、批判メディア締め出し、5.ワシントン・ポストにピュリツァー賞
 赤旗ラジオテレビ欄コラム「波動」 5月1日掲載
 報道取材に対する締め付けが日米で同時多発的に起きている。安倍政権とトランプ政権の間には言論の自由敵視の体質に共通点がある。
 4月26日今村雅弘復興相が辞任した。東日本大震災について「東北でよかった」との発言が問題になった。それ以前にも4日の記者会見で、質問する記者に「出ていけ、二度と来るな」と怒鳴り、会見を打ち切った。3月末での避難指示解除をきっかけに、住宅援助などが打ち切られた。帰りたくても帰れない状況もある。復興相(当時)は「帰る、帰らないは本人の責任と判断だ」と発言した。
 質問したN記者(フリーランス)は、「質問もないまま会見が終わりそうになったので、手を挙げた」という。復興庁の無責任な態度は徹底追求されるべきだ。 
今村復興相(当時)の一連の発言について、自民党二階幹事長は26日「マスコミは1行悪いところがあったらすぐ首をとれという、それ(マスコミ)の方の首をとり、排除して入れない方がいい」と今村発言を擁護、報道を攻撃した。これも辞任に値する発言だ。経産省も2月末以来、全室施錠して、取材を排除している、
 アメリカではトランプ大統領が発言を再三求めるCNN記者を“デマニュースの局だ”と発言を阻んだ(1/11)。ジョン・スパイサー報道官はホワイトハウス記者会見から、CNN、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ロサンゼルス・タイムズなど批判的メディアを締め出した(2/25)。
 ゴールデン・グローブ賞授賞式(1/8)で一連のトランプ言動を批判した女優、メリル・ストリープさんはこう発言した「(私たちは)信念を持ち、声を上げ、真実を守る報道を必要としています」。
これにこたえるように、米主要メディアの多くは、政権の「嘘」を暴き、事実を正確に伝える努力を傾倒、信頼感を戻しつつある。CNNの視聴者数は2月以降12%増、ニューヨーク・タイムズのウェブ有料購読者数は、大統領選後3か月で27万件増加した。4月10日に発表された「ピュリツァー賞」にはトランプ財団への献金の流用を徹底した調査報道で伝えたワシントン・ポストの記者に与えられた。
 日本の場合、記者会見での追及が弱い。政治権力の攻勢に萎縮することなく、毅然として真実を追求する姿勢を見せてほしい。(すみいたかお、ジャーナリスト)


posted by media watcher at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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