2017年04月22日

新機軸ドラマシリーズ「やすらぎの郷」、倉本聰渾身の力作、テレビ視聴の流れ変える。往年の人気スター続々出演、

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倉本聰の連続ドラマ「やすらぎの郷」がはじまった。テレビに功績のあった人々を迎え入れるという、高齢者ホームが舞台だ。脚本家役の石坂浩二が、事実上の主役だが、往年の名スターが退去出演している。浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、野際陽子、八千草薫、ミッキーカーチス、山本圭などだ。これらの人々とはテレビの初期、私自身何らかの形で触れ合った俳優さんたちだ。若い頃の思い出とかさなり、なつかしく見ている。
 私自身1958年(昭和33年)から40年にわたりテレビの世界で働いて来たので、他人事とは思えないドラマとして、テレビに見入っている。しかし、私自身は「やすらぎの郷」には受け入れてもらえない存在だと思い知らされた。ドラマの第二回、ドラマディレクター役の近藤正臣と、脚本家役の石坂浩二の間に次のようなやり取りがあった。身にしみる会話だ。
 石坂「厳しい審査があるらしい」、近藤「基準は何なんだ」、石坂「テレビドラマの世界に対して、これまでまじめに尽くしたかどうか、少なくとも一時期視聴者の心を洗うようなことがあったかどうかということだ」、近藤「それならオレにも資格があるな」、石坂「あんただめだよ」。近藤「どうして」、石坂「あんた局からサラリーもらっていたろう? 一時期でも局にいた者は資格がもてないそうだ」、近藤「なんで?」、石坂「テレビを今のようにくだらないものにしたのはテレビ局そのものだからだ」、近藤「オレは違うぞ、知ってるだろう?オレは違うぞ、オレは」、石坂「テレビの碌を食んだものは、テレビに食わしてもらったのだから、局と同罪にあつかわれるわけだ」。近藤「理不尽だよ」
 私はまっとうに仕事をしてきたことを自負しているが、世間的では通らないことを再認識した。今はもっぱら、硬派のドキュメンタリーを見ている。  古巣の日本テレビは視聴率が好調だが、私の見る番組は少ない。
 このドラマを見ながら、テレビの過去と現在が、走馬灯のように回転した。
posted by media watcher at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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