2016年09月21日

英BBC これまで無料のインターネット配信iPlayerのみの視聴者からも受信料徴収(9/1より)

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 ワンセグ付き電話のテレビ受信料について、埼玉地裁が「契約義務がなく、受信料支払いの必要はない」との判決(8/25)を出したことが反響を呼んでいる。
 ところが、イギリスBBCがこれまで無料としていたデジタル機器での「見逃し配信」iPlayerに受信料を義務づける法改正があり、9月1日から徴収を開始することが発表された。NHKはこれに力を得て、ワンセグの受信料徴収を継続するとみられる。またNHKオンデマンドによる有料放送番組の拡大も一層進める意向を固めているようだ。
 BBCの受信料は年額145.5ポンド(約2万円)。iPlayerは2007年に開始されたBBCのネット配信サービスで、放送後30日間にわたって、パソコン、タブレット、ケータイなどの機器でデジタル配信され、これまでは無料だった。
 ところが最近若者中心に受信機を持たずにiPlayerのみでテレビ見る人がふえ、推定200万人前後に達したとみられる。このところBBCは赤字で緊縮財政を続けていることもあり、有料化に踏み切った。これにより1億5000万ポンド(200億円)の増収が期待されている。
イギリスでは受信料不払いには2000ポンド(27万円)の罰金が科せられることになっている。それに加えBBCへの 国民の信頼度が高いことと相まって、受信料支払い世帯は94%に達している。ちなみにBBCの受信料収入は年間40億ポンド(約5500億円)。
 しかしデジタル機器、モバイル機器からの受信料徴収は全体の2%未満(推計)に過ぎず、またデジタル機器受信世帯の特定は難しいことが予想される。
 なおイギリスでは75歳以上の高齢者や視覚、聴覚障害者は受信料支払いが免除されている。免除分は国が肩代わりして国家財政から受信料に繰り入れているが、財政緊縮から、減額または廃止が検討されている。
 imgres.jpgなおNHKはオンデマンド会員登録をすれば有料で番組の見逃し視聴ができるが、ニュース、その他で一部分無料化されている番組もある。
ラベル:iPlayer BBC 受信料
posted by media watcher at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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