2016年09月08日

宮沢賢治生誕120年、その世界を音楽にしたジャズピアニスト上村美智子さん

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 FM79.7の音楽番組「ミュージックナウ」、8月10日はゲストにジャズピアニストの上村(うえむら)美智子さんを招いた。最近宮沢賢治の世界を曲にしたオリジナルCD「苹果(りんご)と野茨」を制作した。彼女に聞いて今年8月が宮沢賢治の生誕120年だと初めて認識した。
 宮沢賢治は1896年岩手県花巻生まれ。生誕2か月前に三陸大地震と津波が、生まれて5日目に陸羽地震が襲ったという。生前に刊行されたのは詩集「春と修羅」、童話集「注文の多い料理店」のみであったが、死後、師であった草野新平らの努力で、その稀有な才能が世間に知れ渡るようになった。岩手の農民文化を内包する、ユートピア思想の持ち主だが、常に厳しい自然と対峙し、また世界や宇宙に広がる芽をはぐくむ詩人であった。
 岩手は地震、津波、洪水、山の崩落など、自然災害の絶えることのない地である。近年では宮沢賢治の自然観、環境意識は、いやがうえにも注目されている。
 上村さんはJerry Beans Trioのジャズピアニストだが、以前「銀河鉄道の夜を曲にして舞台を作ったことから宮沢賢治の作品に興味を持ったという。番組では「種山ヶ原の風」、「鹿の踊り」「Milky Way Blues」の三曲を聞いた。そこで展開された音楽は、モダンジャズの世界に生き返った宮沢賢治、という趣で、現代的ではあるが神秘的でもあり、宮沢ロマンの息吹も感じられる、独特な音の世界が広がっていた。
posted by media watcher at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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