2016年04月19日

川内原発の停止訴え、作家、写真家6人が(4/16)、原子力規制委員会は予防的停止の可能性を否定

 以下の記事は、FM79.7ラジオカフェワイド「おはようさんどす」(2016年4月18日放送)に加筆したものです

 川内原発の停止訴え、作家、写真家6人が(4/16)
 熊本を中心に九州で相次ぐ激しい地震を受けて、ジャーナリスト6人が4月16日、川内原発の即時停止を訴え、九州電力に要請文を送った。フォトジャーナリスト広川隆一さん、作家の落合恵子さん、澤地久枝さん、広瀬隆さん、ジャーナリスト鎌田慧さん、SEALDs山田和花(のどか)さんなどだ。「異常があってからでは遅い。大地震が川内原発を襲うと人々は恐怖している」(4/17共同通信、東京新聞)
 この記事を掲載した東京新聞は16日「地震と原発、原点に戻ろう」との社説を掲載した。社説は、4/6日福岡高裁宮崎支部が、川内原発の運転差し止めの住民訴訟を退けたことを強く批判した。特に九州電力が川内原発に免震棟の建設を行なわず、事故対策の指揮所を持っていない危険性を指摘した。また、今回の断層中央構造線の延長上に、次の再稼働予定になっている伊方原発があることも問題にしている。

 南西部活断層残る、避難計画立案の必要も
 活断層の研究者渡辺満久東洋大教授は群発した布田川、日奈久断層帯でM7を越える大きな地震が起きるとは考えにくいとしながらも、震源が北東部に集中していることが気がかりだという。南東部つまり八代から南よりに断層が残っている可能性もあると説明している。また原子力情報室の伴英幸共同代表は、阿蘇が大噴火した場合火山灰が降り積もる中、原発のフィルターがスムースに交換できるかという問題がある、という
川内原発の安全審査には避難計画が入っていない。今回の熊本地震で、避難路が切断されることが明白になった。また、川内原発の安全基準に桜島、霧島、阿蘇の影響が入っていないが、現実には阿蘇で大規模地滑りが起きている。

 原子力規制委は問題なしと見解(4/18)
 4月18日に原子力規制委員会は記者会見し、「今の状況で問題があるとは考えていない」と予防的停止の可能性を否定した。原子力規制庁では、布田川、日奈久断層帯については、稼働中の川内原発1,2号機の適合審査で断層の長さ92.7キロ、マグニチュード8.1と想定して評価したと説明している。原発への距離は90キロと遠く、影響は限定的だとした。薩摩川内市内では14日以降、最大で震度4が観測されている。原発に伝わった揺れはそれより小さく,九州電力は、安全上影響はないとして、発電を継続している。(4/18〜19日各紙)

 しかし予測がつかないことが起きる可能性があり、住民の不安はぬぐえない。安全性についての透明性の確保は欠かせないのではないか。
posted by media watcher at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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