2016年01月30日

アメリカで銃販売のショッピングチャンネルスタート、銃規制の流れに逆行、女性の顧客をあてに、銃人口拡大めざす

 アメリカで銃販売のショッピングチャンネルunTVスタート,銃規制の流れに逆行、顧客層拡大めざす
 銃規制が叫ばれているアメリカで銃のショッピングチャンネルGunTVが1月20からスタートした。12月初旬に銃乱射事件があったサンバーナディーノの近くにスタジオをかまえている。
 ラスベガスで開かれていた銃見本市SHOTの初日(1/20) にタイミングをあわせたデビューだ。放送は当面は一日6時間、ゆくゆくは24時間放送にするという。衛星放送やケーブル経由で、全米で視聴出来る。銃はもとよりだが、弾薬、アクセサリー、装備品など関連商品をすべて販売する。メールや電話で注文を受けると、商品は購入者の住所に最も近い一番近い銃砲ディーラーに配送される。入手するためには法令に定められた書類に記入し、身元確認受けてから購入した銃などの商品を引き取る。しかし銃砲店に行かなくても自宅でのテレビでいつでも好きなときに、性能などの説明を受けながら自分の好みを選べる手軽さは何ものにも代えがたいと見られる。
 GunTVでは、銃の安全に関する説明や、教育的内容を盛り込んだ放送も毎時組み込むと説明している。
銃関連の調査会社によると、アメリカの銃弾薬の年間売り上げは31億ドル。100人あたり89の銃器がある。アメリカ人の銃保有数は2億7000万という統計もある。しかし女性の場合、銃砲店には行くことにはためらいがあることから、自宅のソファーで銃を選べる、性能や扱いの説明を聞くことができるGunTVは新しい購買層を開拓するのではないかと見られている。
 アメリカでは銃乱射事件が頻発。つい最近でもチャールストンの黒人教会(死者12人)、オレゴンの大学(9人)、サンバーナディーノ(14人)など事件が相次いだ。銃に絡んだ死者は交通事故や戦死者よりも多いというデータもある。オバマ大統領は1月5日大統領令による銃規制案を発表、その席上で涙を見せたことがニュースになった。世論調査では67%がオバマ大統領の規制強化策に賛成しているが、共和党とライフル協会は武器を持つ権利を主張譲らないという状況は続いている。
 そうした中での銃販売テレビショッピングの登場は、銃規制の動きに冷水を浴びせるものだといえよう。
posted by media watcher at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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