2015年12月01日

ジャーナリスト会議の60年集会、強まるメディア介入の中で、権力監視、多様性確保、少数意見の尊重、知る権利擁護を掲げて。

 11月29日、日本ジャーナリスト会議JCJの60周年記念シンポジウムと記念交流会が東京麹町で開かれた。
 JCJは1955年に結成された。吹き荒れたレッドパージの嵐の後、ジャーナリズムがようやく活気を取り戻し始めた時だ。社会党が再統一、自民党が結成され、高度成長が始まった。朝鮮半島の戦争は続いていたが、バンドン会議(アジアアフリカ諸国の世界政治への登場)、第一回原水爆禁止大会が開かれるなど新たな平和への動きが強まった時期だった。
 テレビジャーナリストの金平茂紀氏は講演の中で、いまジャーナリズムの世界で、権力の意向を忖度し、自発的に隷従する反知性の流れが生まれていることに強い警告を発した。そして権力の監視、多様性の確保、少数派であることを恐れず、知る権利を擁護する必要を語った。またパネル討論では、金平氏の司会のもと金井辰樹氏(東京新聞政治部長)、大江京子氏(弁護士)、元山仁士郎氏(SEALDs)がそれぞれの体験を語り合うパネル討論が行われ、メディアの現状、どうすべきかを語り合った。
 私は発言を求められジャーナリストと市民の連帯を構築することの重要性について発言した。
いま私達は歴史の転換点にいることが多くの参加者の発言で明らかにされた。私も改めて歴史の変化を加速させる一員に加わりたいと思う。メディアはいま人々の信頼を失い、批判を受けている。一部に公然と権力と手を組むメディアもある。その一方放送でも新聞でもその内部でジャーナリストの精神を失わず、日夜努力を続ける記者、制作者は数多くいる。一方、非国民、売国奴という言葉で非難し、懲らしめる、つぶすという発言で激しく攻撃する勢力がある。私達は優れた新聞、優れた番組、その担い手を擁護し連帯する必要があるのではないか。それが、社会の閉塞した現状を変化させるカギになると私は思う。
posted by media watcher at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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