2014年03月19日

騒乱とデモの中でのソーシャルメディア、その新しい進展、Zello, Wickrなどが市民の武器に 騒乱とデモの

 エジプト、シリア、トルコ、ブラジル、ベネズエラ・・・・
 最近の相次ぐ騒乱の中でソーシャル・メディアが活発に動いている。ウクライナのような新たな動乱の中で、しかし市民はより慎重に新しい技術の活用を考える。
アメリカ公共テレビ、ニュースアワー(PBS3月13日)が、専門家ウイリアム・ドブソン氏のインタビューで、ソーシャル・メディア活用の最新の驚くべき動きを伝えた。
 ソーシャル・メディアは権力の市民監視の武器でもある。ウクライナでは、キエフの広場の行動に参加した全員に、治安当局のメールが送られた。「お前が抗議行動をしていることは見通しだ」というわけだ。しかし集まってしまった後の脅しは効果がなく結局独裁者は姿を消した。
 市民はもはやFacebook, Twitterだけに頼るわけではない。安全で、確実で、暗号での交信も可能な新しい技術の活用が図られている。例えばトルコやベネズエラでの反政府抗議デモで盛んに使われたZelloというアプリだ。デジタル・ウォーキー・トーキーとでも言おうか。数十人あるいは数百人に限定した交信チャンネルをいとも簡単に作れる。ウクライナではキエフの広場で、治安部隊がどの方向に集中しているか、どの方向から攻め込もうとしているか、参加者同士で効果的に情報交換が行われた。
 最近Facebookの傘下に入ったWickrというアプリがある。Text文字を暗号化するのだが、インタビュー、行動の予定など、時間など、秘匿が必要な情報交換に使われる。Silent Circleもおなじ機能だ。Snapchatは受信して読み取った後、消去される。
 Social Mediaはウクライナなど騒乱地帯で重要性を増している。それは多くの場合、全国メディアが権力の統制下に置かれ、コミュニケーションの役割を果たさないからだ、とドブソン氏はいう。固定電話はもとより、ケータイ、iPhoneも盗聴の危険から使えない。
 政治権力、それに抗議する市民との、ITメディアを巡る角逐は果てしなく続く。



posted by media watcher at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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