2013年11月07日

NHK経営委員会の人事に抗議し、撤回と不同意を求める

以下の文案を起草しました。京都メディア研究者の会として私隅井孝雄と津田正夫が呼びかけ人となりました。この申し入れは議会、政党、NHKに送付されました。

NHK経営委員会の人事に抗議し、撤回と不同意を求める

NHK経営員の新任リストが10月25日提示された。
発表にあたり菅官房長官は「(総理)自らが信頼し評価している方にお願いした」と発言しているが、新任候補の四人はいずれも安倍晋三首相と近しい関係を持つ友人である。
安倍氏のブレーンであるJR東海の中島尚正氏、少年時代の家庭教師だと言われるJT顧問の本田勝彦氏、に加えて昨年9月の自民党総裁選に於いて安倍氏を支援、共に、自民党の憲法改正案支持、原発再稼働支持など安倍氏の政治的持論に全面的に賛同し、応援の意志を表明している長谷川三千子氏(哲学者)、百田尚樹氏(小説家)などである。
まず指摘しなければならないのは、公職の選出にあたって、未だかつてこれほど露骨なネポティズム(縁故主義)は見たこともないという点である。ネポティズムは民主主義とは最も遠い前近代的、専制的な政治手法であることは論を待たない。
公共放送であるNHKの経営委員会は、視聴者、市民に代わりNHKの管理運営を監督する機関である。委員には市民が付託するに足る、社会的、文化的な識見を備えた人物を選ばれなければならない。さらに報道機関であるNHKの監督の任に当たる人物は、政治的にも社会的にも一党一派に偏しない公正さが要求される。
一国の首相が公共放送の監督機関を自らの身内でかためる考え方は、視聴者、市民として容認しがたいものであり、そのことに反省もなく、官房長官が公言してはばからない安倍内閣に対して強く抗議する。
また、経営委員信任リストに対し同意、不同意の権限を持つ、衆議院、参議院は直ちに不同意とすべきである。
さらに放送の独立性を旨とするNHK自体も、今回の安倍内閣の経営委員提示を明確に拒絶すべきである。
以上、申し入れる。
2013.11.6
NHK問題京都連絡会
京都メディア研究者の会
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