2012年12月29日

スカイツリーは立っているけど、テレビ電波はまだ東京タワーに、難題抱える送信実験、土曜午前4時58分から2分送信を反復中

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2012年5月に開業したスカイツリーは人気を呼んで観光名所となった。毎日長蛇の列。タワーの変化するイルミネーションも話題だ。だが本来の目的である電波塔としての役割は今のところ全く果たしていない。首都圏のテレビ電波は依然として芝公園の東京タワーから発射されている。東京タワーからスカイツリーに移動すると、受信できない世帯が予想されるからだ。
NHK、民放は12月26日早朝、東京タワーを止めて短時間ツリーからの電波に切り替え、調査世帯の実証実験を実施した。両方からの同じ周波数がかち合うとブラックアウトしてしまうからだ。切り替えたのは午前4時58分から2分間。普通の家庭は寝ているが、調査世帯は起きていて、2分の間に6チャンネル回して受像を確認するというわけだ。その結果、映らないという連絡が452件あったという。
しばらくの間毎土曜日の早朝実験を繰り返し、見えない世帯、見えない地域の対策を講じるという。デジタル位相が25デシベル以下だと、受信困難と判断されることになる。
因みに、首都圏では70%がケーブル経由、30%が空中波アンテナ受信。2011年7月の全面地デジ化でアンテナを東京タワーにあわせて新設した視聴者のうち一部スカイツリーから外れている世帯にとっては二度手間ということになる。うっかりしているとまたまた難視聴世帯が出てしまう。
スカイツリーへの切り替えは2013年1月が予定されているが、予定通りに行くかどうか、まだわからない。それまではスカイツリーは本来の役割を果たすことができないまま立ち尽くしていることになる。
関係はないのだが、調査世帯の早朝視聴率は、NHK2.0,フジ1.3,日テレ0.9,テレ朝,TBS0.5,テレ東0.1だったと月刊「ニューメディア」誌は伝えた。
posted by media watcher at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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