2012年02月07日

スーパーボウル視聴者数、逆転時瞬間風速1億7700万人、56%。クリント・イーストウッド出演のクライスラーCMを共和党が攻撃して新たな波紋

2月5日に行われたアメリカスーパー・ボウルは大熱戦が視聴者を惹きつけ、アメリカテレビ、史上最高のテレビ視聴率となった。
文字通り手に汗握る熱戦。逆転に次ぐ逆転で最後の1分でニューヨーク・ジャイアンツがニュー・イングランド・ペイトリオッツを下した。平均視聴者数は1億1千130万人。最後の6分間は1億7700万人、視聴率は56%に達したと中継放送したNBCテレビは発表している。
試合中に流されたコマーシャルは30秒一本350万ドルという高値だった。ハーフタイムに一回だけ2分間流されたクライスラー社の特製長尺CM「ハーフタイムアメリカ」がUSA Today紙とFace Bookの共同調査Ad Meter Voteで一番人気だった。クリント・イーストウッドが「アメリカは今がハーフタイムだ。デトロイトは再生の緒についた。クライスラーは再び戦い始めた」とつぶやく。感動的な自動車産業の再生、アメリカの自信回復を表したものとして視聴者に好評だった。何よりもクリント・イーストウッドの落ち着いた、自信に満ちたキャラクターが人々を惹きつけた。
ところがこのCMに対して、共和党保守派がカミついている。「このコマーシャルは民主党、とりわけオバマを喜ばせ、彼の宣伝になっている。だいたい、デトロイトは政府からの資金を125億ドルも受けたのにそのことにふれていないのではないか」というのだ。批判の先頭に立っているのはジョージ・ブッシュ前大統領の腹心、カール・ローブ。
クライスラー社は政治的意図はまったくないと否定、オバマ大統領のプレス補佐官ジェイ・カーネルも大統領がこのCMに関与してはいないといっている。
確かにデトロイトの復活がめざましいものであることは事実だ。またそれはオバマ大統領が決めた支援策が功を奏したことも事実だ。
人気の高い国民的行事、スーパーボウルのCMを批判する共和党保守派の攻撃は、カリスマ人気のクリント・イーストウッドを批判することでもあり、跳ね返りを共和党が受ける可能性があるように思う。Second half will begin.という彼の台詞を共和党は二期目のオバマと読み替えたのだろうが、外国人である私からから見ればアメリカのシンボルである自動車産業の復活をテーマにしてアメリカの力強い回復をアピールする愛国CMに見える。
http://www.independent.ie/world-news/americas/us-elections/us-election-2012-republicans-attack-clint-eastwood-super-bowl-ad-3011470.html
posted by media watcher at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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