2011年09月20日

ドイツベルリン議会選挙で海賊党躍進、8.9%獲得、議員15人、政治の透明化求める世論背景

9月18日行われたベルリン議会選挙でPirate Party( 海賊党)を名乗る若者たちの政党が8.9%を獲得、一挙に15人(比名簿全員)を議会に送り込んだことは世界に衝撃を与えている。この政党のスローガンはただ一つ「インターネットの自由」。翌19日、議会前に集合した彼らは、ほとんどがジーパンにTシャツ姿。中には胸にアメコミ「キャプテン・アメリカ」のプリントも。
今回の選挙ではメルケル連立与党の退潮、緑の党の躍進などが予想されていたが、「海賊党」のこれほどの大躍進、議席獲得は誰も予想していなかった。海賊党は著作権の自由化、音楽データの自由なダウンロード、特許権の廃止、などを主張し、「ネット世代」の支持を広げている。
ドイツの政治学者Christoph Bieber氏は「これは単なるジョークではなく、既成政治に対する批判、とりわけ、政治のプロセスの透明化という市民の強い要求を表すものだ」と説明している。
海賊党はスウェーデンが元祖。2005年に法律で音楽や映画ソフトのファイルシェアリングが禁止されたことに反発して2006年に結成された。2009年6月の欧州議会選挙で7%の支持を獲得、1名の議員を送り込んだことから有名になり、ヨーロッパ各国で「海賊党」の結成が相次いだ。スウェーデン語ではPiratpartiet(ピラート・パルティーエト)と呼ばれている。

ニューヨークタイムス
http://www.nytimes.com/2011/09/20/world/europe/in-berlin-pirates-win-8-9-percent-of-vote-in-regional-races.html
AP通信
http://hosted2.ap.org/COGRA/APWorldNews/Article_2011-09-18-EU-Germany-Berlin-Election/id-0f2c7fcc9c604f7faedd16ebffaaf96c
ガーディアン
http://www.guardian.co.uk/world/2011/sep/18/pirate-party-germany-berlin-election
posted by media watcher at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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