2008年08月20日

パリス・ヒルトン、funnyordie.comで大統領選出馬宣言?  マケイン候補の「セレブ批判」選挙CMに対抗して

 隅井孝雄のメディアウオッチ
  No. 0806(通算166)
2008.8.20  

今回の大統領選は従来の選挙よりは中傷広告が少ないようだがそれでも時にテレビ広告が度を外すことがある。

7月末から8月にかけて激戦とみられる11州で放送されマケイン候補のCMにはパス・ヒルトンやブリットニー・ヒューストンが登場した。いずれもスキャンダルで名高い、お騒がせセレブある 

折からオバマ候補はベルリンで20万人以上の市民を集めた。マッケインの選挙CMは熱狂的な群衆に囲まれる(おそらくベルリン)オバマ候補を映し出した後、バリス・ヒルトンやブリトニー・スピアーズが画面を横切るように登場する。そして次のようなナレーションが入る。「世界で最大の有名人です、しかし指導の準備はできているのでしょうか」

これに対してパリス・ヒルトン自身が「選挙」CMで反撃した。パリス・ヒルトンとしてはクリップの使用について事前の了解がなかったし、また無責任で傲慢なセレブという描きかたをしていることにもカチンときたようで、CMの中でマケイン候補をold dude( おいぼれ)と言っている。

このビデオクリップは著名な政治風刺映像サイトfunny or die. comに掲載され、ABCNBCでも紹介された。

「パリス・ヒルトンです。私もセレブですけど、年寄り(old dude)でもなく変革を主張するわけではありません。ただホットなだけです。私は国を指導する準備は出来ています。二人の考えを合わせて海底油田を掘削し、自動車メーカーがハイブリッドや燃料電池車を作る場合は減税したらどうかしら。私ピンク党、これから副大統領を迎えに行かなくちゃ。ホワイトハウスでお会いしましょう。バイ」。

 オバマ候補をセレブに例えるCMは政治家や広告専門家の間の不評を買った。しかし無責任セレブに例えられたことがオバマ候補の勢いをそぎ、マケイン候補にハズミをつけたようだ。マケイン陣営はその後も「オオバマはセレブ、しかし彼に子供を救えるか」などというCMなどを連打している。

マケイン陣営は5月以降2900万ドルのテレビ広告費を投じて激戦州にCMを集中している。一方オバマ陣営は無党派に焦点を合わせているようだ。620日以降3400万ドルを投じて共和党の牙城といわれる州でもテレビCMを大量に流しているほかオリンピック期間中に全国放送のオリンピック番組にもCMを投入した。だがオリンピック放送の中に政治のCMを持ち込むことには批判もある。

 8月に入っての世論調査でオバマ45%、マケイン44%と支持率が拮抗している。

 

 パリス・ヒルトンCMのリンクは以下の通り

Paris Hilton Responds to McCain Ad

http://www.funnyordie.com/videos/64ad536a6d

posted by media watcher at 15:51| Comment(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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