2020年01月19日

阪神淡路大震災から25年が経った。高速道路倒壊と、私が送った一枚のファックス

2019 阪神淡路震災9501.jpg2001 朝日新聞IMG_5211.JPG 
 あの日、その時私はニューヨークのロックフェラービルの一室にいた。その第一報をCNNのニュースで知った。画面には高速道路が倒壊している様子が写った。まさか想像もできない有様だった。日本とアメリカ東部時間は14時間の時差がある。CNNのニュースは前日16日午後4時の冒頭だった。
 その日の1年前、ロスで高速路倒壊
そのちょうど一年前、1994年1月17日、時間もほぼ同じ午前4時30分、アメリカ、ロサンゼルス、ノースリッジ地方を震源として大規模な地震が発生した。その時、カリフォルニア州道14号、サンタモニカ高速道路、など30キロメートルにわたって、高速道路網が破壊した。多くのテレビキャスターたちは、地震国日本では高速道路は周到に建設されているから、このようなことは起こりえないとコメントしていたのを私も聞いていた。アメリカ市民は誰しもが、アメリカの高速のもろさを、慨嘆したものだ。
 そんないきさつがあって、高速倒壊映像はいやというほど繰り返し放送された。
 
 ニューヨークから送った1枚のファックス
 95年1月17日、ニューヨークで阪神淡路大震災の映像を前にした私は、繋がることを期待してラジオ関西に「皆さん無事ですか」という文面のfaxを送った。私はその頃、「谷五郎モーニング」という番組で、ニューヨークから月2で番組出演していたという縁があった。
かしたら谷さんがスタジオにいるかも しれない、日本では早朝だが、ラジオ局だからスタッフいるに違いない、と思い、安否を問うファックスを出した。
 後になって聞いたことだが、半壊した局舎で、私の出したfaxは生きていたそうだ。地震発生から間もない時間に、神戸の真裏のニューヨークから届いた一枚のfax。これを見たスタッフ、出演者は自分たちが体験中の地震がとてつもなく大きいもので、世界中にニュースが広がり続けていることを、この時初めて知ったのだということを後になって知った。
 谷五郎さんは局アナとも交代しながら、CMを抜きで阪神淡路大震災の災害報道を3日間続けたという。その間、安否情報や生活情報は3万件を超えたそうだ。
 谷五郎さんは今でも同じ番組で、ラジオ関西への出演を続けていると、朝日新聞が紙面で報じた。(1/10朝日新聞)
 私が送った一枚のFaxはラジオ関西で大事に保管され、後にラジオ関西の震災記録誌に刻まれた。
 隅井孝雄

posted by media watcher at 19:24| Comment(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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