2019年11月16日

ウイーンの日本、オーストリア国交150年記念芸術祭、日本政府公認取り消し、「表現の不自由展・その後」問題が海外移転か

1911 東電IMG_5132.JPG1911 安部PK2019110602100225_size0.jpg1911 PK2019110602100227_size0.jpg1911 昭和天皇IMG_5136.JPG1911 大使館IMG_5133.JPG
 (写真、東電謝罪、安倍首相思わせる人物、311防護服、天皇/マッカーサー、日本大使館)
ウイーンで開催中の日本、オーストリア国交150年記念芸術展について、日本在オーストリー大使館と日本外務省、公認を取り消し10月30日。
 「ジャパンアンリミテッド」と題する芸術展が日本とオーストリアの国交150年記念展として、ウイーンで9月下旬開幕した。日本での政治社会批判の自由と限界に焦点を当てている。
内容の一部に、安倍首相人物に扮した人物が、韓国、中国に謝罪する動画作品、東京電力の幹部と思われる3人の人物が謝罪する動画作品、放射線防護服にひな丸のような血が流れ落ちるオブジェ、昭和天皇とマッカーサーとの会談を模した作品などが展示されている。また一時中止となった名古屋での「表現の不自由展・その後」に参加していた芸術集団の作品も展示されていたことも公認取り消しの一因となっているものとみられる。
10月下旬頃から、インターネット上に作品について「反日プロパガンダだ」、「国辱行為だ」などとの非難がのりはじめ、外務省にも、「反日的な内容だ」という電話やメールがかかるようになり、一部自民党議員から事実関係について問い合わせも受けた。そのため外務省で公認を再検討し、相互理解と友好関係を促進するとの条件を満たさないと判断し、撤回を決めたという。
芸術展は続いているが、日本の公認が撤回されたことで、公式ロゴが使えなくなった。
この芸術展の学芸員マルチェロ・ファラペゴリさんは日本で一時中止となった企画展「表現の不自由展、その後」で批判を受けた芸術家が参加していることから、日本の国会議員(自民党)が外務省に調査を依頼、撤回につながったのではないかと述べた。フェラパゴリ氏は「ヨーロッパの感覚では作品に問題はない」として、日本で検閲が強まっていることを危惧している。
日本における表現の自由への抑圧がそのままウイーンに場を移した出来事だといえる。

posted by media watcher at 22:33| Comment(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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