2019年10月18日

台風被害とテレビ、NHK台風報道38.4%、民放も夜の娯楽編成改めるべき、10月8日、9日から危険訴えるNHK、健闘した「報道特集」(TBS12日)、視聴率38%のNHKニュース7(12日)、

 台風被害とテレビ、NHK台風報道38.4%、民放も夜の娯楽編成改めるべき
 10月8日、9日から危険訴えるNHK、健闘した「報道特集」(TBS12日)、視聴率38%のNHKニュース7(12日)、多摩川も氾濫NHK12日
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 10月12から13日にかけて史上空前と言われた台風が伊豆半島から上陸し、日本列島を縦断、河川の氾濫など想像もできない被害をもたらした。決壊は52河川72ヵ所と伝えられるが、実際には200以上の河川で越水、排水不良など浸水被害が起きた。
気象庁もNHKも3~4日前から避難呼びかけ
 気象庁は上陸の3日前から「避難をするなど適切な対策を」「避難の難しい人は早めに対処を」との呼びかけを行っていたが、大型台風の被害を食い止めることはできなかった。
 NHKは12日早朝から、「朝ドラ」の除くほとんどの時間帯で終日台風情報を流し続け、13日はもちろん、14日も多くの番組を休止し台風関連情報に切り替えた。また民放ではTBSは12日午後3時から夕方6時50分まで台風の動きを伝えたのが目立った。
終日放送のNHKには視聴者が集中し、12日午後6時45分には38.3%(関東地区、ビデオリサーチ)に達し、終日20%台から28%台を維持した。「災害時にはNHKだ」という思いは視聴者の間では圧倒的だ。
 避難呼びかけにも人間味
NHKは「命を守るための行動を」と間断なく呼びかけていた。しかし被害が果てしなく拡大し、留まることが無い状態になると、次第に言葉だけの繰り返しの呼びかけは、むなしいものと思えるようになったことは否めない。民放の一部では「あなたは一人ではありません、必ず救助が行きます」、「こんな時は深呼吸しましょう」と呼びかけ、あるいは安住アナの手書きによる氾濫状況説明など、個性ある台風情報に人間味が感じられた。
 大規模抜本対策必要
政府は何の行動もとらず、自衛隊の救難隊出動に期待するのみであった。ようやく「緊急閣僚会議が開かれた」のは13日朝、千曲川が決壊したことが伝えられた後だった。台風被害をいかに食い止めるかという考えはなく、すべて事後処理だという状況は何とか変えられないかと思う。ダムの放流をやめることができる改善、堤防のかさ上げ、JR車両基地の防水など、各種の大規模な改良が早急に必要だ。
民放地上派も「マルチチャンネル」、導入、BS空チャン活用せよ
 12日、13日は三連休の土日だったので特番風のものも含めた娯楽番組のテレビ番組は全く不振、ふだんなら二桁の、「世界一受けたい授業」、「ほんとにあった怖い話」、「外科医、大門未知子」も一桁だった。
今後の台風報道では同じことが繰り返されることは許せない。民放もNHK並みの特番編成にする、通常番組はBSのサブチャンネルに委ねるなど新しい工夫をしてもいいのではないか。
 実はデジタルテレビ放送では、地上波でも1チャンネルで複数チャンネルを送受信できる「マルチチャンネル」という技術的方法があるという。災害多発時代に備え、マルチチャンネルを実用可能にしてにし、新しい災害報道を開発すべきだ。
posted by media watcher at 21:32| Comment(0) | 隅井孝雄のメディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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