2017年07月27日

畠中さんの書展を鑑賞、今に残る大規模商家「しまだい(嶋臺」(御池烏丸東北)にて開催、折から御池通りでは後祭り巡行が行く

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 友人の畠中幸代さんの書展が京都御池東洞院のギャラリー「しまだい」(嶋臺)で開かれた。祇園祭の後祭りとも重なり、私たち夫婦で、祭り見学も兼ねて見に行った。畠中さんの書は畳4畳もあるキャンバスに大きな筆で漢字を一、二文字書く、という超大作。蔵、佛、剛などの大文字が壁面を飾る。しかしそれとともに、細やかな筆致での、かな文字百人一首の屏風あり、隷書ありで、多彩な展示を堪能した。会場の一隅には彼女がデザインした商品の題字も並べられ、興味をそそられた。サントリーの「山崎」や「だしの素」、「本つゆ」などおなじみの商品は彼女がてがけた。
 ところで御池、烏丸の角近くに残る、古い商家「嶋臺」は江戸時代からの大規模町家として国の文化財に指定されている。古くは、丹後ちりめん、加賀絹などを扱う糸割符商だったがのちに酒を扱う蔵となった。中に入ると、土間に井戸があり今でもこんこんと水が湧き出ている。酒蔵も昔のまま保存されている。幕末の兵火で焼け落ちた後、明治16年(1883年)に再建、文化人のたまり場としても機能していたという。1956年(昭和31年)に西館の一部が取り壊されたが、広大な町家の威容は残っている。
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2017年07月22日

恐怖とスリルに満ちた、映画「スノーデン」(オリバー・ストーン監督),横田基地、日本列島も登場

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 写真1.スノーデン、ジョセフ・ゴードンレヴィット、2.恋人リンゼイ役、シャイリー・ウッドリー、3.映画の中でSDはルービックキューブに入れて持ち出された、4.スノーデン本人、共謀罪が危険だと取材に語った。
 見損なっていた映画「スノーデン」を同志社大学寒梅館で上映したので見に行った。難解な映画だがほぼ満席、観客は身じろぎせず、緊張気味で見ていた。
 この映画はオリ―バー・ストーンが久しぶりに監督した大作。英紙ガーディアンの記者がひそかにスノーデンを取材した経緯を描きつつ、その伏線として、スノーデンが愛国心からCIAやNSAで働き、次第に情報収集に疑問を抱く過程、恋人との葛藤のある暮らしなどを描いている。映画の終わりの方で、香港を脱出し、かろうじてロシアにたどり着く様子もたどる。しかし全体としては、きわめて難解なPC操作による監視画面などが主役となっている。
 私自身興味を抱いたのは、彼が一時期横田基地で勤務についていた描写だ。インフラコントロールの「スリーパーシステム」が仕掛けられ、日本が米同盟国の地位を失うと同時に、日本列島に灯っていた電気が南から順繰りに消えていく。また2007年、米軍ヘリが、遠隔操作で、バグダッド街頭を歩く人物、自動車等が爆破するシーンもある。
 本物のスノーデンは、日本の共謀罪(テロ等準備罪)について「日本は大量監視社会になる、既にアメリカから、監視システムを受け入れている」と語っていた。映画には全市民の個人情報を手にする「恐怖の場面」が繰り返し出てくる。
 映画では、情報の入るSDをルービックキューブに入れて持ち出したように描いているが、たぶん大量な情報を長期に、繰り返しコピーしたものと思われる。だが本人も、映画もその手法の詳細を描いていない。
 この映画を、もしすべての政治家、すべての市民が見ていたら、「共謀罪」などは成立しなかったろう。
 オリバー・ストーンによれば、この映画制作は理由が明示されぬまま、すべてのアメリカ映画資本に断られた。制作資金はイギリスとドイツに頼ったのだという。一部分ワシントンDCで撮影された部分もあるが、主な撮影地はドイツのミュンヘンや香港だった。(7月13日)
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アメリカの時代を彩ったヒット曲1. 1960年代、ケネディーの宇宙開発計画で月面着陸成功へ

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 隅井孝雄と松岡千鶴の音楽番組「ミュージックナウ」(FM797)。アメリカの1950年代〜、70年代のヒット曲を当時の音源で時代背景とともに再現するシリーズを組んでいます。前回(6/28)は1962年と1969年のヒット曲を4曲放送しました。
 60年代はアメリカにとって苦難の時代でしたが、同時に未来への扉を開いた年でもあります。新任のケネディ大統領は61年5月、議会でアポロ計画を発表、10年以内に人間を月に着陸させると大胆な宣言しました。そして1962年、宇宙をテーマにしたシアトル万博が開催されました。今も有名なスペースニードル、シアトルタワーはこの時できました。
 スプートニクショック(1957年)、ガガーリン有人飛行(1961年)、テレシコワ、女性飛行士(1963年)などがあり、アメリカはソビエトに大きく後れを取っていました。しかし、アポロ計画が成功し、1962年2月ジョングレンが地球周回に成功して追いつきました。そして1969年7月20日、月面着陸に成功、5億人がテレビで見たのです。
 まず1962年のヒット曲3曲です。
 「ミスター・ロンリー」、ボビー・ビントン、62年の曲だがシングルで64年1位、日本ではジェットストリームのオーケストラ版で親しまれました。
 「霧のサンフランシスコ」、トニー・ベネット、50年代の古い曲、62年にトニー・ベネットが歌って大ヒットしました。
 「酒とバラの日々」、アンディー・ウイリアムス、映画1962、ヘンリー・マンシーニを一躍有名にした、レコードのヒットは63年、映画「酒とバラの日々」はジャック・レモンとリー・レミック主演。真面目なセールスマンとその妻が酒におぼれて破滅を迎える。夫は立ち直ったのだが、監督は「ティファニーで朝食を」のブレイク・エドワード、主題歌はアカデミー歌曲賞。ヘンリー・マンシーニ
 「イージーライダーのバラード」、ザ・バーズ、映画1969年、レコードも69年のヒット
 映画「イージーライダー」、ふとしたきっかけでコカイン密売にかかわる大金を手にした男たちが、金をタンクに隠したハーレー・ダビッドソンでカルフォルニアからニューオーリンズを目指すバイクものの映画です。ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソンなど出演、主題歌も映画も大ヒットしました。
 世界中が月着陸で沸いているとき、地上をバイクで走る映画がヒットしたのは、歴史のアイロニーでしょうか。
 (2017年6月28日放送)
 Byrds、イージーライダーのネットタイトルをのせました。Ctrlクリックで聴いていただけます。
 The Byrds - Ballad of Easy Rider (1969) - YouTube
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2017年07月21日

FM797の音楽番組「ミュージックナウ」でLPレコードでジャスを聞こう、今回はナンシー・ウイルソン、Nancy Wilson、

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 隅井孝雄と松岡千鶴が司会するFM797の音楽番組「ミュージックナウ」7月12日は
 1960年代の人気歌手として活躍、その後80歳を超えた今でも現役で歌い続けるナンシー・ウイルソンです。放送ではLPレコードをまわして、視聴者にレコードの音色を届けました。
最近レコードで音楽を楽しむ人が大幅に増えたというニュースがあります。私のコレクションから、LPレコードを持参、CDにはない音で放送しました。
 昨年の日本でのレコード販売は80万枚、2009年の8倍に達しました。イギリスではレコードの売り上げが、一年間で倍増、年間300万枚を突破したと伝えられます。そしてデジタル音楽の売り上げが低迷、一週間の売り上げが、レコードのほうが上回ることもしばしばといいます。日本でも今年6月、ソニーがレコードの生産を再開したのも、レコードファンにとっては朗報です。普通のプレイヤーで再生しても豊かな音色ですが、最近ではハイレゾでも聞けるシステムができたといいます。
 ナンシー・ウイルソン。1960年代〜90年代に活躍。1937年オハイオ州コロンバス近郊チコリース出身、1959年ニューヨークに出て、注目される。独特のリズム感、フィーリングで名声。私と同世代の現役。親近感があります。ロックの全盛時代が到来した中で、ジャズ一本で活躍をつづけました。グラミー賞3回。テレビ(NBC)の「ナンシー・ウイルソンショウ」はエミー賞を1968年受賞。
 放送は以下の4曲でした。
1.Sleeping Bee,(私の手のひらで羽を休めるハチ)、2. But Beautiful, (愛はfunnyでもあるし、sadでもある。でも美しい)、3. Our love is there to stay, (愛は確かにここにある。電話やラジオや、映画の中にではなく)、4. How Glad I am, (始まりも終わりもない愛、まっすぐな愛、どんなにうれしいかあなたは知らない)
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2017年07月08日

神戸少年Aと和歌山カレー事件、真実追及続けた2局(読売テレビ、毎日放送)、19年〜20年にわたり

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 写真、1.「母は死刑囚」毎日放送映像17、「A少年、事件20年」読売テレビ
 1997年神戸で、1998年和歌山で、相次いで世間を震撼させた二つの凶悪犯罪をめぐるドキュメンタリーが、奇しくも同じ日(6月25日)、同じ時間帯(深夜0時台)に放送された。前者は読売テレビ、後者は毎日放送、いずれも、地元局として、事件を19年〜20年に長きにわたって追い続けている。
 「少年A、〜神戸児童連続殺傷事件、被害者と加害者の20年」(NNNドキュメント’17)は、読売テレビの堀川雅子ディレクターの作品だ。少年A の歩み、仮退院後の動静と被害者家族の動きをたどった。改めて事実を検証することを主眼とした。事件の指揮にあたった兵庫県警深草刑事部長(当時)と共に事件の現場への再訪から番組は始まる。審判を担当した神戸家庭裁判所井垣判事(当時)、送致された医療少年院杉本院長(当時)などが次々に登場する。さらに2004年仮退院にあたって、身元引受人として8ヵ月間、暮らしを共にした男性が、初めてカメラも前で語った。実現するのに13年かけた特ダネである。
 Aは15年、遺族の了解なしに手記「絶歌」を発表した。番組の一貫したテーマは「償いと謝罪」の行方だが、それは実現していない。遺族たちは、Aの偶像視が始まる恐れがあると危惧、改めて被害者家族が十分保護される法制度の確立に動く。
 「母は死刑囚〜息子が語るもう一つのカレー事件」(毎日放送映像‘17関西圏で放送)は新しい角度からの問題提起だ。事件当時10歳だった長男は29歳。今は一人暮らししているその男性に初めて密着取材することで改めて「カレー事件」に残る謎に挑んだ。19年を経ても、毎日放送の取材は続く。今回の番組でも、警察が極秘に捜査協力を依頼した病院の医師や、警察のヒ素鑑定に疑義があるとする大学教授ら、これまで浮上しなかった証言を集め、徹底検証した。
 テレビ報道は一過性。ニュースは瞬時で消え、新しい話題を求めて走る。だがこの二つの番組は、事件の検証を続けることを重要視、現在の視点から問題を提起している。
フェイクニュースが横行する中、両番組ともとことん真実、事実を追求する姿勢をとったことは、他の報道番組への教訓といえよう。(すみいたかお)
(この記事は7月3日、赤旗ラジオテレビ欄コラム、「波動」に掲載された)
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